では、神戸マラソンの振り返りです。
電車の中でのランナー達の会話
当日朝・・・金曜日、土曜日の2日、ほとんど
寝ていなかったのですが、眠い目をこすりつつ、
早めに家を出ました。
時間にルーズな私もこの日ばかりは遅れられません。
阪急西院駅から電車に無事に乗れ、
ホッとしていると、横に座った神戸を走るのであろうランナーのグループがワイワイ会話をしています。
ランナーA「今日のレースプランは?」
ランナーB「ゆっくりとキロ4分20くらいで
入ろうと思います」
ゆっくりの入りでキロ4分20秒!?
私「いやいやいや、おかしいって!!」
平静を装いながら、思わず心の中で突っ込みました。
さらに以前の○○レースで撃沈した話をしていました
ランナーB「途中でトイレに2回も行ってしまい、撃沈しました」
ランナーA「結果は?」
ランナーB「3時間20分ほどでした」
私「いやいやいや、おかしい!おかしいって!!」
さっきよりさらに大きな声で心の中で突っ込みました。
ランナーって感覚がおかしいよ!
その後、ウルトラマラソンの話もしていました・・・
恐ろしい・・・
ヘン〇イだ・・・
私はこの猛者たちに囲まれて
プルプル震えていました。
その時の私の気持ち↓

アメブロランナー集合
さて、てつさんが呼びかけて下さった朝の集合に
間に合い、無事に参加、普段、ブログでしか
知らない人にもお会い出来、凄く嬉しかったです。
北海道から参戦のGAUさんにも初めてお会い出来ました。
※朝の集合に関しては、他の方のちゃんとしたブログでご確認下さい

おはぎさんから膝痛について話を聞く私

ただ、内気で人見知りな私は人に話しかける事が
苦手なため、ご挨拶出来なかった方、多数。
というより、ほとんどご挨拶できませんでした。
すみませんでした。
皆の輪に入れない内気な私

さて、そうこうしているうちにスタート時間が
近づいてきました。べーやんさんに頂いた漢方薬↓
を飲みスタート地点でスタンバイ。

スタート地点に向かう私

重仮装のミニオンさん。凄いなぁ

レーススタート
しばらくして号砲が鳴り、第一ウェーブの
ランナー達が走り出しました。私は第二ウェーブ。
第一ウェーブより15分後にスタートです。

2万人ものランナーが走り出すと壮観だなぁ

天気も良く、景色は最高!
右膝は軽く疼くような鈍い痛み。でもまだこの時は元気でした。

もうトップグループの選手たちが戻ってきました。速いなぁ

最初は順調。泥棒走りで沿道の応援の方に
おちゃらけたりしていましたが、
8キロくらいから、徐々に脚が上がらなく
なってきて、同時に痛みも出始め、
時々止まっては膝を伸ばしていました。
大型犬は少なかったですが、ラブラドールレトリバー(白)を発見。休憩がてら、しばらくワンコと遊びました

10キロほどになると、痛みが増えてきて、
そこからはペースが急激に下がり、
同時に気力もダダ下がり。。。

5時間半のペーサーにも抜かされました。
でも、もう抜き返す気力も付いて行く膝もありません。
痛みのためか、体からは冷や汗のようなものが
流れてきました。
沿道の方々や、ボランティアの方々に
愛想を振りまくのが精一杯でした。←仮装者の義務!

17キロ地点で着地の際、痛みが走り、そこで完全にストップ。
仕方なく膝を擦りながら長時間の休憩。
膝が上がらず、足が前に出ない・・・
まだ半分も来ていないのに・・・
これはちょっと・・・時間内の完走はムリかも。。。
どうする?
ここで諦めるか。。?

真剣にDNFを考えました。
「楽しく打ち上げに参加したい」
「仮装で回収されるのは恥!」(Gucci師匠の 名言)
「おはぎさんも復活して完走された。自分も出来る!」
いろいろ考え、結局、
「2つ道がある時は、後悔が
少ないと思うほうを進む」
という信念に基づき、前に進む事にしました。
「関門に引っかかるまでは諦めない」
関門に引っかかったら諦めもつく。
関門時間を書いた紙を見ようとして
ポケットを探しましたが、紙が無い!
どこかで落としたようです。
たしか・・・
最後の関門は40kmの場所で3時半過ぎ・・・
とりあえず、それを目指して頑張ろう
そこからは
走ったり、歩いたり、走ったり、歩いたり、歩いたり、歩いたり・・・
今まで出た大会で、一番歩きました。
もうマラソンではなくただの『散歩』
関門をクリアするたびに、酷道ランナーさんの
マネをして、「セーフ!」とやっていました。
途中、警察の方がおられたので、
「警察だぁ!逃っげろぉ~」
とかやってみましたが、警察官の方は完全スルー。
「まて~!逮捕するゾ!」
とかやって欲しかったのですが、相手にしてくれませんでした。やっぱり警察官は職務に忠実。うん、そうでないとね。
警備ありがとうございます!

鉄人28号と。これでフルを完走されていました。すごっ!

最高の景色

応援ありがとうね!すごく上手

28km付近で座り込んで膝を擦っていると、通りすがりのランナーの方が「どうぞ!」漢方薬を下さいました。
本当に皆優しい人ばかり。涙が出そうになりました。

走れないけど、景色は綺麗だし、凄く楽しい!

途中でお話をさせて頂いた女性ランナーの方。
すごく楽しそうに走られていました。
※ブログ掲載許可済です

仮装ランナーにあるまじき、顔が死んでます。↓
いっぱいいっぱいだったとはいえ、反省。

膝は痛いけど、そもそも42km走る体力のない私

そして時々電池が切れたように活動停止

37kmくらいでは、もうほとんど歩いてばかり。
でも、この時間帯だと周りのほとんどのランナーも歩いています。なんか連帯感が生まれました。

私は走るのが嫌いですが、歩くのはもっと嫌い。
だって歩いても、歩いても目的地に着かない!
全然進まない。1kmの遠い事、遠い事。
走ったほうがマシ。走れないけど(苦笑)
40km付近でボランティアされていたさいさん
と出会いました。さいさんは爽やかな笑顔で
応援してくださいました。
ここで元気を得て、さー、最後の頑張りだ!
何とか、後1kmまで来ました

後1kmからゴールまでは最後の力を振り絞りダッシュ!

すでに走り終えて応援されていた
三津家さんとハイタッチできました!↓
写真提供:ヨーゼフスポーツⒸ

動画提供:まもるんスポーツⒸ
途中はダレていても、最後だけは頑張るのが私。
これは、沿道の応援の人達に対するアピール。
最後だけでも走っていると、なんか最初から最後まで頑張っているような錯覚を皆に与えられるでしょ?
そんなこんなで
・・・ようやく
ゴォ~~ル!
疲れた~。そして膝が痛い。。。
今年の京都マラソンと同じくらい
キツいレースになりました。
これだけ歩いたレースは初めてですが、
一時は諦めかけた完走が出来て良かったです。

しばらくゴールされるランナーの皆さんを応援

そして7時間過ぎ、神戸マラソン終了!

そうそう、
この後、サンテレビのスタッフの方に
「インタビューいいですか?」と、声を掛けられ、
テレビに映りました。
泥棒コスのおかげですね。
泥棒して良かった!
最後までいい思い出になりました。
帰りはみんなゾンビ状態。もちろん私も

途中から一緒だったオラフさん。「暑かったですね~」と挨拶し、お互いの健闘を称えあいました。

来年も当選したらぜひ走りたいです。

スタッフの皆さん、ボランティアの皆さん、応援の皆さん、ランナーの皆さん、本当にありがとうございました!
押忍!
打ち上げ
楽しかった~。頑張って良かったです!

