夏のおもひで
故郷の日本海。今年の夏は海水浴に明け暮れました。
海中に息を潜めるイトマキヒトデを網で掬い上げ・・・
沖に出ては岩陰に潜むムラサキウニを素潜りで捕獲し・・・
お盆明けの海に大量発生するアンドンクラゲを一匹ずつ地道に討伐し・・・
磯に上がってはイソガニをこれでもかと生け捕りにし・・・
そのイソガニを生きたまま唐揚げにしキンキンに冷えたビールとバリバリ!
母なる海──故郷を臨むその偉大な御胸に抱かれた夏の日の昼下がり。生物多様性の源であるこの大海原に比べれば、自分の命などちっぽけなものに過ぎない。
それでも我々人間はこの地上において食物連鎖の頂点に君臨し、未開の地を切り拓き、混迷の世を生き続け、人から人へ、命から命へ、連綿と歴史を紡いで来た。その悠久の歴史に名を刻む為に、この私も20代最後の4ヶ月を全力で疾駆せねばならない。
──そう誓いを新たにした束の間の夏休みでありました。





