小野寺昭憲オフィシャルブログ - 破壊と創造の記録 - -364ページ目

鈴木勉監督


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 人間、いくつになっても勉強せねばなりません。昨夕はご招待を受け、恵比寿ガーデンプレイス内にある東京都写真美術館 に行って来ました。 本年6月、米国アカデミー賞公認映画祭Short Shorts Film Festival & Asia 2008 にて、日本人として史上初のグランプリを受賞された鈴木勉監督のワークショップに参加せんが為です。

 ワークショップはセミナー形式で進み、鈴木監督の生い立ちから始まり受賞作「胡同の一日」製作の経緯や本編上映、更には鈴木監督オススメの映画本やショートフィルムの紹介、最後に質疑応答まで、みっちり四時間にわたって繰り広げられました。


 こういう一人の監督だけに迫ったセミナーというのには初めて参加しましたが、これは本当に良い経験になりました。やはり四時間ですから、教鞭を執る監督に相応の人間的な魅力がなければ、受講者はついて来ないわけです。どこかの眠い授業をやっとるガッコの先生とは格が違うわけです。その点、鈴木監督の四時間というものは、一分一秒たりとも聴き逃せない濃密な体験でした。


 的を射た考察力。卓越した洞察力。機知に富んだ表現力。なるほど鈴木監督がグランプリ受賞監督たる所以は、そういう人間的魅力に隠されているのだなと、そしてその才が遺憾なく投影された作品が、またより多くの観客を惹きつけてやまないのだなと、感じました。セミナー終了後にロビーでご挨拶させて頂きましたが、またお会いしたい監督の一人です。


胡同の一日


 鈴木勉監督作品「胡同の一日」は、来年の米国アカデミー賞の短編映画部門ノミネート候補に挙がっています。未見の方、どこかで観る機会があれば是非。心にジンと来る素敵な作品です。