小野寺昭憲オフィシャルブログ - 破壊と創造の記録 - -111ページ目

忘梅亭


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 北海道に来てからというもの食べ物ばかり記事にしている気がしますが、とにかくホテルの水道水一滴に至るまで美味いのですから仕方ありません。未練を残して昨夜遅く帰京しましたが、ここで舌に残る最後の晩餐を追憶したいと思います。


 我々クルーが北海道最後の夜に訪れた店は、札幌はススキノのど真ん中に位置しております忘梅亭 でした。こちらは北海道平取(びらとり)町の育んだ黒毛和牛「平取牛」をメインにした日本料理の名店であります。


 精緻な日本間に腰を据えると、色とりどりの前菜が次々と運ばれて参ります。佐藤料理長によって手を替え品を替え顕現させられた北の幸の数々に舌鼓を打っていると、いよいよ真打ち・平取牛の登場であります。


 まるで鮮やかな紅の薔薇のように畳まれた霜降り肉は、それだけで額縁に飾られた芸術品の風格を醸し出しておりました。すき焼きにして溶き卵と共に頬張れば一瞬にして舌の上でほどけて消えるのです。


 怒濤の北海道5日間弾丸ロケのクランクアップを祝した極上のディナーは体の奥底まで染み渡り、その後のススキノ・フィーバーに拍車を掛けたことは云うまでもありません。


 夏の北海道は冬にも増して最高の想い出を我々に与えてくれました。それは形ある映像作品となって生涯の記録に残されるのです。