卒煙の記録 | 小野寺昭憲オフィシャルブログ - 破壊と創造の記録 -

卒煙の記録


小野寺昭憲オフィシャルブログ - 破壊と創造の記録 --松田優作


 タバコを辞めて、ちょうど1ヶ月が経ちました。


 喫煙歴10年の節目の年、これを最後の禁煙──卒煙にしようと決意したのが先月頭。巷ではタバコ1箱100円以上の値上げで、台頭する嫌煙ファシズムの最中まさにこれを機に卒煙しようという人々が気炎を吐いていた頃です。


 禁煙外来など行かずとも、ニコチンパッチなど貼らずとも、電子タバコなど咥えなくとも、己が意志のみで絶対に辞めると決めたら辞めるのだと、一世一代男の決意をしました。


 昨年の声帯ポリープ闘病記 でも書いておりますが、良性とは言えど私は一度声帯に腫瘍が出来て除去手術を受けているわけですから──幸い喉頭癌ではなかったからまだしも──、1年前に辞めるべきだったのです。がしかし恐るべきニコチン中毒と自制心の脆弱さに絆され、今日を迎えてしまいました。


 ニコチンは麻薬物質であり、依存性はヘロインより強く、離脱症状はコカインを上回ります。禁煙後の最初の3日間は猛烈な禁断症状に悶え、幾度も禁煙を断念しそうになりました。集中力は著しく低下、苛々は募り、睡眠障害、代わりに食欲だけは増進し、食べても食べても腹が減る始末。・・・


 幸か不幸か仕事が閑散としていた時期なので何とか執念で持ちこたえましたが、これが繁忙期なら間違いなく業務に支障が出ていたでしょう。しかしながらこれで健康な肉体を、そして1日440円、1ヶ月13,200円、1年158,000円、10年1,580,000円を灰にせずに済むと思えば、最後は気合いと根性で1ヶ月の禁煙を成し遂げました。


 現在、タバコを吸いたいという欲求に駆られることはほとんどありません。


 松田優作、石原裕次郎、勝新太郎・・私の敬愛する不世出の名優たちも、ヘビースモーカーゆえの癌でこの世を去っております。私など、まだまだ無名のうちに死んでは嫌煙家の母親に顔向けが出来ません。


 ふと思い返せば、本日は松田優作21回目の命日でありました。