テレビCM「宅オク」打ち上げ | 小野寺昭憲オフィシャルブログ - 破壊と創造の記録 -

テレビCM「宅オク」打ち上げ


小野寺昭憲オフィシャルブログ - 破壊と創造の記録 --テレビCM「宅オク」打ち上げ


  およそ1ヶ月の制作期間を経て完成したテレビCM「宅オク」ですが、昨夜新宿で催された“打ち上げ”を以て晴れて全行程を終了致しました。


 映像制作の現場においては、作品毎にキャストやスタッフが異なるのが常です。制作開始に伴い同じ旗印の許に集った精鋭たちが、打ち上げと共に解散してまた各々次の戦場へと向かっていく様は恰も傭兵の如きプロフェッショナルの集団であります。映画ではそれを監督名を取って“組”と呼び、信頼の生まれた仲間とは戦友の絆で結ばれるのです。


 昨夜は本作の陣頭指揮を執られたOFFICE SHINOMIYA の四宮プロデューサーを始め、代理店クリーク・アンド・リバー社 から滝沢さん、そして出演の上川かおり さん、同じく我がKENFIL ARTS PRODUCTION から出演の初海大 、桜華、音響の荒木裕子、代表の真理子、最後に監督の私が参加致しました。


 本作の制作過程はテレビCM「宅オク」完成までの道程 に明らかですが、たった1ヶ月、されど1ヶ月、共に戦い抜き相手を認めた者同士の顔には、やはり笑顔、笑顔、笑顔がありました。すべての努力と苦労は、この笑顔の為にあったのかも知れません。


 統べ括るに、今回記事には書けない苦労も多々ありました。例えば映画とCMの決定的な違いである“クライアントの意向”は至上命令であり、時には私も本来の演出意図に無い演出を求められ、一個のクリエイターとしての自負と代理店の下請けとしての狭間に揺れたこともありました。ただそれは今後テレビCMを監督するにあたってかけがえのない経験となったことは云うまでもありません。


 宴もたけなわ、小雨降る朝方の歌舞伎町を後にした我々には、明日からまた別の戦場が待ち受けております。それでも唇をかみしめて 、力強く一歩を踏み出さねばなりません。あの笑顔を見る為にも。