昭和の日
3回目の昭和の日
を迎えました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
ご存知4月29日は先帝陛下の御誕生日であります。かつて「天皇誕生日」であったこの日は、陛下が崩御あらせられた昭和64年(1989年)以降は「みどりの日」に改められ、更にその後、昭和という時代と先帝陛下の御遺徳を偲ぶ大規模な国民運動が巻き起こり、平成19年(2007年)からは「昭和の日」と相成りました。
『激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす』──改正祝日法に記された昭和の日の定義です。まさに昭和は有史以来の激動の時代でありました。
欧米列強がアジア・アフリカを植民地支配する帝国主義の世にあって、我が国は有色人種国家として初めて人種解放戦争を戦い抜き、白人至上主義の時代に終止符を打ちました。しかしその代償はあまりに大きく、GHQによる占領統治の下、焦土と化した国土の立て直しに始まる日本再生の道程が困難を極めたことは想像に難くありません。
先帝陛下におかれましては、御自らの御意志によって、昭和21年(1946年)から8年半の歳月を懸けて、3万3000kmに及ぶ全国御巡幸にて国民を勇気づけられ、戦後の復興への礎を築かれました。残された記録映像や文献によれば、全国各地で熱狂的な歓迎が巻き起こったそうです。
世界最古にして最後の皇帝──それが天皇であります。万世一系、2669年もの永きにわたり我が国の歴史と共にあられる歴代天皇の歩みの中、未曾有の国難にあって最後まで国民の為に生きられた第124代昭和天皇。
本日4月29日は、激動の昭和を顧みると共に先帝陛下の御遺徳を偲ぶ、平成に残された最後の昭和であります。
