天下一品 | 小野寺昭憲オフィシャルブログ - 破壊と創造の記録 -

天下一品


小野寺昭憲オフィシャルブログ - 破壊と創造の記録 --天下一品


 先週の記事 で餃子の王将に行ったことを書きましたが、実は私は王将でラーメンは食べません。王将はあくまでも餃子を始めとする中華料理がメインであって、ラーメンを食すならまずは天下一品 であります。奇しくも両方とも京都の一店舗から全国チェーンへと展開した関西食文化の雄。


 故郷・福井に生まれた者にとって、ラーメンと云えば8番らーめん でした。北陸3県を基盤に展開する8番らーめんは福井だけでも29店舗。私も2週に1回食べていた8種類の味噌を調合した味噌野菜らーめんの味がまた格別で、今でも記憶の舌に懐かしく思い出されます。また里帰りした折にでも記事にしようと思いますが、忘れ得ぬ味です。


 さて本題ですが、大阪芸大へ通う為に福井を出た私は、ここで天下一品と出会います。あの何とも云えぬポタージュ状の濃厚なスープを初めて口にした田舎者は、一瞬にしてそのラーメンの虜になってしまいました。


 貧乏学生にとって、ご飯のおかずになるスープは生命線であります。あのスープだけで何杯の飯が食えたことか。そしてオプションの甘みの全く無いキムチ。残ったスープにキムチをぶっ込んで、それをおかずに銀シャリを胃袋に叩き込む至福の一時。──私は天下一品のスープを未だかつて一滴たりとも残したことはありません。


 あれから10年──私が何度も通った富田林店 には、今でも飢えた狼の眼をした芸術家のタマゴたちが、こってりラーメンとキムチとライスを求めて訪れているのでしょうか。