こんにちは管理人です
ご無沙汰をしております(;´・ω・)
全く書いてませんでした(笑)
SNSが便利でブログが完璧放置状態でした
今回は写真で一つずつ紹介を行いたいので
久々に書いてみました!
かなーり長い文章ですので暇な時にご覧ください
時間を取られるので要注意です!
が!竹刀をご自身で仕立てられるならひと手間加えて
竹刀の耐久性をあげて下さい!
大切な道具ですので!
さて、今回は以前も書いたことはありますが
更に拘って仕立てるようになったので
写真と一緒にご紹介させて頂きます
剣尚堂松戸本店では竹刀の仕立にかなり拘って
手間をかけて拵える事をモットーとしてます
お客様が気に入った竹刀が耐久性向上と
更にバランスよく仕上がるように心がけており
正に『1本入魂仕上』でご提供しております
既製品でメーカーで仕立てた竹刀とは
明らかに違いが出るように一つ一つの素材を
厳選して竹刀は仕立てます
今回使用する柄革は革が伸び難く革質の薄い
吟柄革で仕立てる際の手間のかけ方です
※W吟柄も同様の仕立ですが床柄革、
W床柄革の場合は柄頭のえぐりは行いません
では1枚目のお写真
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160115/12/kenshoudo/8a/4a/j/t02200124_0800045013541280235.jpg?caw=800)
柄頭部分のえぐりです
写真にも書いてますが通常この部分は竹の身が締まっておりますが
ナイフで丁寧にえぐります
えぐったあとは
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160115/12/kenshoudo/92/88/j/t02200391_0496088113541280234.jpg?caw=800)
柄に付いているボンドを剥がすためにばらします
なんでばらすの?と良く仕立てる時に聞かれますが
ボンドを剥がすことにより打突の衝撃が逃れます
逃れる事により竹刀が割れにくくなります
耐久性を上げるひと手間ですね!
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160115/12/kenshoudo/7c/7e/j/t02200124_0800045013541280236.jpg?caw=800)
ばらしたあとはもう一度仕付け糸を付けて竹刀の握りの太さに応じて
柄革を選別しキッチリと入る柄革を装着し縫い目正しく
真っ直ぐに装着し柄頭を叩きながら装着をします
そうすると写真の様に柄革の縫製した革の
固まりがスッポリ綺麗に入りフラットになります
柄はこんな所ですがもう重要な点のお写真を
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160115/12/kenshoudo/55/45/j/t02200124_0800045013541280238.jpg?caw=800)
柄革の長さ指定です
吟柄革のみ対応しており竹刀の長さにも
よりますが28~35cm位まで0.5cm刻みで
長さをご指定頂けます
3.9寸は大体32.5cm位が多いですね!
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160115/12/kenshoudo/0e/99/j/t02200124_0800045013541280237.jpg?caw=800)
次はササクレ防止で鉄の棒で竹の繊維を押し潰します
ココのひと手間も耐久性向上に繋がります
詳しい部位はコチラ
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160115/12/kenshoudo/c3/a4/j/t02200124_0800045013541280625.jpg?caw=800)
この部分です
竹の表面は革が固く丈夫なのでこの部分で
1枚の竹の両面で2節目以上の合計8ヵ所を
全て終えたら
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160115/12/kenshoudo/e0/57/j/t02200124_0800045013541280624.jpg?caw=800)
剣先から1節目に油を落として2節目以上の竹に馴染ませます
この時潰した部分が黒ずんでしまう事があるので
拭きとってあげると元の竹の色に戻ります
耐久性向上はこれで終了で次に先革です
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160115/12/kenshoudo/b6/e5/j/t02200124_0800045013541280628.jpg?caw=800)
先革の弦を通す穴が使用しているとどうしても
弦で引っ張ってるので広がってしまうので
綴じの革に弦を通してます
通すことにより穴が広がり難くなります
こんな感じです
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160115/12/kenshoudo/1a/38/j/t02200124_0800045013541280627.jpg?caw=800)
通して結んだら形にも拘ります
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160115/12/kenshoudo/34/e4/j/t02200124_0800045013541281090.jpg?caw=800)
こんな風に逆三角形が綺麗に出るように長さを
調整して締めてます
たまに長く仕上がってるのを見ますが
個人的には造りがやっつけ仕事なのか不細工に
見えるので仕上げた形に拘ってます
そして中結いですね
ここも惜しみなくひと手間ですが
普通はこんな状態で入荷してます
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160115/12/kenshoudo/0f/9f/j/t02200124_0800045013541280626.jpg?caw=800)
この部分は普通にスルーする方が多いのですが
当店ではこんな感じにひと手間加えます
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160115/12/kenshoudo/95/a8/j/t02200124_0800045013541280923.jpg?caw=800)
すごく小さくですが先を1~2mm切って角を落とします
これにより中結いが綺麗に仕上がります
後ほど締め上げる時に再度ご説明します
次に返し革を作りますがココの大きさにも
拘りがあります
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160115/12/kenshoudo/92/46/j/t02200124_0800045013541280921.jpg?caw=800)
約2.5cm位が見た目が良いサイズですね
4、5cmもあると長くて不格好です
そしたら弦を柄革に通して行きますが
ココにも拘りが・・・
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160115/12/kenshoudo/4c/05/j/t02200124_0800045013541280924.jpg?caw=800)
弦を通す位置と弦を一度締めます
通すのがたまに右側や左側にズレているのをみますが
綺麗に仕上げるのはやっぱり真ん中です
中心をシッカリ通すのが良いです!
そしたらグルグルと弦を巻きと12回で締め上げますが
柄革の吊革の間に弦を通します
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160115/12/kenshoudo/1a/44/j/t02200124_0800045013541280925.jpg?caw=800)
12回目の巻きの時に通して
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160115/12/kenshoudo/c0/6c/j/t02200124_0800045013541280922.jpg?caw=800)
ッギュ!っとペンチで締めれば弦の結びは完成です
ココでッギュ!っと止めたら殆ど弦は緩みません
※W柄の場合巻きの数が少なくなります
最後に中結いです
先ほど、綺麗に仕上げるための部分と中結が
緩みにくいひと手間がコチラ
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160115/12/kenshoudo/3c/04/j/t02200124_0800045013541281091.jpg?caw=800)
切り落とした部分はシッカリとしまり余計な革が見えず
スッキリと仕上がります
そして中結いの締め方は最後に中結いに通すので
道具で少し広げてこんな感じに通します
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160115/14/kenshoudo/b6/d3/j/t02200124_0800045013541361605.jpg?caw=800)
締めた形はスッキリしておりキッチリ締めてますので
中々緩み難く仕上げてます
以上が剣尚堂松戸本店の仕上げ方です
色々手間をかけてるので1本仕上げるのに
約10分ほどお時間を頂きますが
細部まで拘って仕上げており
入魂の1本に仕上げさせて頂きます
竹刀メーカーさんにも拘りが半端ないですね!
って言われますが竹刀は素晴らしい物を
卸頂いてるので更に極上の仕立で拵えれば
お客様に喜んで貰えるんでここまでやってます
剣尚堂松戸本店の仕立には『訳アリ!』の
拘り仕立でご購入頂くお客様の為に
『1本入魂!』でご用意させて頂きます
長々とお読み頂き有難うございました!
『訳アリ』の竹刀を是非今後とも
よろしくお願い致します(笑)
有難うございました
あー長かった(笑)
ご無沙汰をしております(;´・ω・)
全く書いてませんでした(笑)
SNSが便利でブログが完璧放置状態でした
今回は写真で一つずつ紹介を行いたいので
久々に書いてみました!
かなーり長い文章ですので暇な時にご覧ください
時間を取られるので要注意です!
が!竹刀をご自身で仕立てられるならひと手間加えて
竹刀の耐久性をあげて下さい!
大切な道具ですので!
さて、今回は以前も書いたことはありますが
更に拘って仕立てるようになったので
写真と一緒にご紹介させて頂きます
剣尚堂松戸本店では竹刀の仕立にかなり拘って
手間をかけて拵える事をモットーとしてます
お客様が気に入った竹刀が耐久性向上と
更にバランスよく仕上がるように心がけており
正に『1本入魂仕上』でご提供しております
既製品でメーカーで仕立てた竹刀とは
明らかに違いが出るように一つ一つの素材を
厳選して竹刀は仕立てます
今回使用する柄革は革が伸び難く革質の薄い
吟柄革で仕立てる際の手間のかけ方です
※W吟柄も同様の仕立ですが床柄革、
W床柄革の場合は柄頭のえぐりは行いません
では1枚目のお写真
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160115/12/kenshoudo/8a/4a/j/t02200124_0800045013541280235.jpg?caw=800)
柄頭部分のえぐりです
写真にも書いてますが通常この部分は竹の身が締まっておりますが
ナイフで丁寧にえぐります
えぐったあとは
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160115/12/kenshoudo/92/88/j/t02200391_0496088113541280234.jpg?caw=800)
柄に付いているボンドを剥がすためにばらします
なんでばらすの?と良く仕立てる時に聞かれますが
ボンドを剥がすことにより打突の衝撃が逃れます
逃れる事により竹刀が割れにくくなります
耐久性を上げるひと手間ですね!
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160115/12/kenshoudo/7c/7e/j/t02200124_0800045013541280236.jpg?caw=800)
ばらしたあとはもう一度仕付け糸を付けて竹刀の握りの太さに応じて
柄革を選別しキッチリと入る柄革を装着し縫い目正しく
真っ直ぐに装着し柄頭を叩きながら装着をします
そうすると写真の様に柄革の縫製した革の
固まりがスッポリ綺麗に入りフラットになります
柄はこんな所ですがもう重要な点のお写真を
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160115/12/kenshoudo/55/45/j/t02200124_0800045013541280238.jpg?caw=800)
柄革の長さ指定です
吟柄革のみ対応しており竹刀の長さにも
よりますが28~35cm位まで0.5cm刻みで
長さをご指定頂けます
3.9寸は大体32.5cm位が多いですね!
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160115/12/kenshoudo/0e/99/j/t02200124_0800045013541280237.jpg?caw=800)
次はササクレ防止で鉄の棒で竹の繊維を押し潰します
ココのひと手間も耐久性向上に繋がります
詳しい部位はコチラ
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160115/12/kenshoudo/c3/a4/j/t02200124_0800045013541280625.jpg?caw=800)
この部分です
竹の表面は革が固く丈夫なのでこの部分で
1枚の竹の両面で2節目以上の合計8ヵ所を
全て終えたら
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160115/12/kenshoudo/e0/57/j/t02200124_0800045013541280624.jpg?caw=800)
剣先から1節目に油を落として2節目以上の竹に馴染ませます
この時潰した部分が黒ずんでしまう事があるので
拭きとってあげると元の竹の色に戻ります
耐久性向上はこれで終了で次に先革です
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160115/12/kenshoudo/b6/e5/j/t02200124_0800045013541280628.jpg?caw=800)
先革の弦を通す穴が使用しているとどうしても
弦で引っ張ってるので広がってしまうので
綴じの革に弦を通してます
通すことにより穴が広がり難くなります
こんな感じです
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160115/12/kenshoudo/1a/38/j/t02200124_0800045013541280627.jpg?caw=800)
通して結んだら形にも拘ります
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160115/12/kenshoudo/34/e4/j/t02200124_0800045013541281090.jpg?caw=800)
こんな風に逆三角形が綺麗に出るように長さを
調整して締めてます
たまに長く仕上がってるのを見ますが
個人的には造りがやっつけ仕事なのか不細工に
見えるので仕上げた形に拘ってます
そして中結いですね
ここも惜しみなくひと手間ですが
普通はこんな状態で入荷してます
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160115/12/kenshoudo/0f/9f/j/t02200124_0800045013541280626.jpg?caw=800)
この部分は普通にスルーする方が多いのですが
当店ではこんな感じにひと手間加えます
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160115/12/kenshoudo/95/a8/j/t02200124_0800045013541280923.jpg?caw=800)
すごく小さくですが先を1~2mm切って角を落とします
これにより中結いが綺麗に仕上がります
後ほど締め上げる時に再度ご説明します
次に返し革を作りますがココの大きさにも
拘りがあります
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160115/12/kenshoudo/92/46/j/t02200124_0800045013541280921.jpg?caw=800)
約2.5cm位が見た目が良いサイズですね
4、5cmもあると長くて不格好です
そしたら弦を柄革に通して行きますが
ココにも拘りが・・・
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160115/12/kenshoudo/4c/05/j/t02200124_0800045013541280924.jpg?caw=800)
弦を通す位置と弦を一度締めます
通すのがたまに右側や左側にズレているのをみますが
綺麗に仕上げるのはやっぱり真ん中です
中心をシッカリ通すのが良いです!
そしたらグルグルと弦を巻きと12回で締め上げますが
柄革の吊革の間に弦を通します
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160115/12/kenshoudo/1a/44/j/t02200124_0800045013541280925.jpg?caw=800)
12回目の巻きの時に通して
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160115/12/kenshoudo/c0/6c/j/t02200124_0800045013541280922.jpg?caw=800)
ッギュ!っとペンチで締めれば弦の結びは完成です
ココでッギュ!っと止めたら殆ど弦は緩みません
※W柄の場合巻きの数が少なくなります
最後に中結いです
先ほど、綺麗に仕上げるための部分と中結が
緩みにくいひと手間がコチラ
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160115/12/kenshoudo/3c/04/j/t02200124_0800045013541281091.jpg?caw=800)
切り落とした部分はシッカリとしまり余計な革が見えず
スッキリと仕上がります
そして中結いの締め方は最後に中結いに通すので
道具で少し広げてこんな感じに通します
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160115/14/kenshoudo/b6/d3/j/t02200124_0800045013541361605.jpg?caw=800)
締めた形はスッキリしておりキッチリ締めてますので
中々緩み難く仕上げてます
以上が剣尚堂松戸本店の仕上げ方です
色々手間をかけてるので1本仕上げるのに
約10分ほどお時間を頂きますが
細部まで拘って仕上げており
入魂の1本に仕上げさせて頂きます
竹刀メーカーさんにも拘りが半端ないですね!
って言われますが竹刀は素晴らしい物を
卸頂いてるので更に極上の仕立で拵えれば
お客様に喜んで貰えるんでここまでやってます
剣尚堂松戸本店の仕立には『訳アリ!』の
拘り仕立でご購入頂くお客様の為に
『1本入魂!』でご用意させて頂きます
長々とお読み頂き有難うございました!
『訳アリ』の竹刀を是非今後とも
よろしくお願い致します(笑)
有難うございました
あー長かった(笑)