徒然なるままに ~デスクとマネージャーの重要性~ | YONEKURAKENSHO OFFICIAL Blog「熱夢意人~自分らしくあれ~」Powered by Ameba

徒然なるままに ~デスクとマネージャーの重要性~

 最近、落ち込むことが多い。こんなボクでも悩むことはある。芸能界、大学、演技、ボイトレ、研究論文、体型改造と考え出したらきりがないくらいだ。






 特に近頃は芸能界(役者として方向性)についてよく考える。最近、本当に毎日悪い夢ばかり見て目が覚める。考えないようにはしていても潜在意識の中で抑えられないらしい。考えないようにしていても、考えてしまう人間のおもしろさを体感中だ。






 なぜこんなにも芸能界での自分の生き方を考えるかは、追々述べるとしよう。ショートカットして話すなら、9月上旬に行われたオーディションでのことがきっかけだった。オーディションで言われることを今までさほど気にしなかったのだが、今回ばかしは自分の中でも色々模索していた時だったのもあり深く考えたのかも知れない。






 9月に入ってその落ち込みを誰にぶつければいいのかわからずいた。まぁ、オーディションのことだから事務所のスタッフは知っている。特にボクの事務所でボクのスケジュールやら愚痴を聞いてくれるのはデスクの人だったりする。






 まず、簡単にデスクやマネージャー、営業の仕事を話しておく。ボクの事務所のデスクとは、タレントや役者さんのプライベートスケジュールと仕事のスケジュールを管理してくれるところである。電話での応対もデスクの仕事だ。こちらのNGの日を見て、営業さんやマネージャーに連絡をして調整をしてくれるお仕事だ。仕事が入った場合は、タレントや俳優にFAXをしてくれる。ボクは、すげ~デスクの人の仕事に感謝をしてる。

 また、マネージャーという仕事は、タレントや俳優の仕事を入れ、現場で共に動いてくれる人のことを言う。マネージャーはある種「タレントや俳優の一歩先をいく」仕事なのかもしれない。その役者やタレントを今後どのように売り込んでいくか、どうビジネスしていくか、どう将来につなげるかを考えるお仕事なのだ。またマネージャーによっては私生活などの話しを聞いてくれる人もいて、俳優やタレントのモチベーションまでもよくしようとしてくれるのだ。さらに、俳優やタレントの考えてることなども聞きつつ、一番ベストな状態で活動ができるように考えてくれる。僕らがオーディションや演技、現場に集中出来るのはマネージャーのおかげと言ってもいいだろう。

 そして、営業さんのお仕事はクライアントに会い、仕事内容により自社タレントを売り込む仕事だ。毎日のように営業に出ては僕らを売り込んで仕事をもらおうとしてくれている。この営業さんの仕事は僕らの仕事の出逢いを掴もうとしてくれるお仕事と言えるだろう。






 ボクは今回、あるオーディションで落ち込んだ時、デスクの人にとても相談した。営業さんにも、マネージャーさんにも話した。ボクにとって久々だったかもしれない、オーディションで悔し涙を流したのは……。本当に自分自身が嫌になるくらい落ち込んだ。あのときは場所も考えずに涙したと思う。サングラスなしでは外は歩けないと再確認出来たくらいだ。






 俳優とは「感情の生き物」とボクは考える。だから、感情のままに生きることもあり、泣いたり、笑ったり、落ち込んだり、怒ったりの起伏も激しかったりもする。(全員が全員ではない)そのため、わがままと勘違いされることもあるが、アーティストであるが故の感性だとボクは認識する。これはスポーツ選手も似ているとボクは思うのだが……。






 あのオーディションの一見でデスクの人(以下、デスク)にボクは自分の思いをすごく感情のままに伝えた。電話越しでも、会っても自分に悔しすぎて涙がこぼれまくった。それくらい、自分で消化できなかった。デスクもその思いを感じ取ってくれて、「わかるよ」と心から聞いてくれたのが印象的だった。いつも厳しいボクらには厳しいデスク(けじめをつけなさいってことで)がここまで愚痴を聞いてくれたことは非常にうれしかった。自分の考えがまとまらないボクなのに一所懸命聞いてくれた。デスク曰く、「自分のよさを売り込むことが重要だし、自分のよさと悪さを知ることも重要だよ。自分のビジョンを明確にさせることも大切だよ」って言ってくれた。






 また、高橋由美子さんや桐山漣さんを中心に仕事をしているマネージャーさんとも話しをすることが出来た。ビックアップルに所属し、あまり関わりはなかったのだけれど、デスクにお願いしてアポをとっていただいた。そこには理由がある。一流のエンターテイナーのそばで仕事をしている人の意見が今の自分には深く考えるチャンスになると思ったからだ。そのマネージャーさん曰く、「今回のオーディションは一つの考え方(意見)として、自分が勉強できたと思いなさい。人の意見を聞くことも大切だけどそれに縛られる過ぎることが結果的によいとは言えない」と。また、ボクへのアドバイスとして、「自分の方向性」を決め、「一つの核」を作り、「信念を貫く」ことが大切だと教えてくれた。今回は見つめ直すよい時間になったじゃないかとも言ってくれた。自分の欠点を知ればそれを出しまくることもプラスになるのだとも言われた。






 そのマネージャーさんからあるエンターテイナーの話をしていただいた。オーディションの前にその人はよく考えることをするらしい。「自分はどういうコトを求められているのか」をじっくり考えるのだとか。また、それをシュミレーションし、自己研究を徹底していたという。ボクはそのエンターテイナーと一度お会いした?ことがある。確かに自己研究というか自分を見る、見つめていたなと言うことは印象的に覚えている。そんな話しを聞いた時、本当に自分が今やっていること、勉強具合はどうなのか考えた。また、時間の活用法も大切にしているとも言われた。マネージャーから写メで自分撮りをしてでも自己研究してみなよとも言われた。






 本当にデスクやマネージャーの言葉に気づかされることが多かった。今でもその時間が忘れることも出来ないほどよい時間だった。自分研究とは色々な方法がある。ボクも6年間自己分析、自己研究を好んでしていた。今は時間が無くてしてないこともあるが、もう一度自分を見つめ直そうと感じた。また、自分の方向性を決めようとも考えた。自分は今、ある意味不安だらけの生き物になっている。切羽詰まっているようないないような曖昧な切羽詰まった状況だ。芸能界を生きることはある意味、スタッフやファンに感謝することでもあるし、そのことを忘れない俳優になりたい。






 自分を磨こう。視野を広く持とう。そして、大きな人間に成長できるといい。マイナスはプラスに、プラスはさらにプラスにしていこうと決心した。何気なく普段皆からも言われてる言葉がこんな不安な時、考える種になる。種を自分で芽をだし、花咲かせないといけない。でないと、種を腐らせてしまう。自分は考えることのできる生き物だ。だから、じっくり考えなければいけない。人が何を思おうと自分の一つの情熱を大切にすることが大事だ。





 甘えることと、支えてもらうことは違う。ボクは今みんなに支えられている。支えられているから今がある。両親にも感謝し、出逢った人たちにも感謝して毎日を過ごしたい。ボクはすばらしい仲間に恵まれている。そして、すばらしいスタッフにも出逢った。すばらしい人脈ばかりだ。そのことに自覚し、自信を持とう。「俳優とは孤独な生き物だ」と誰かが言った。まさに孤独だ。でも、その孤独を耐え抜ける生き方をしたい。そして、耐え抜く力は自分自身にもまわりのみんなの協力もある。何も怖くない。怯えるな。前に進もうと今は思える。






 さぁ、悩む前に行動し、今回感じた悔しさを俳優としての演技に活かそう。そして、まわりのみなを、スタッフを大切にできる俳優になる。情熱は忘れない。夢は捨てない、追いかけよう。つまずいても、転んでもボクはボクなのだから……。























追伸:

昨日、重いモノを抱えたら、腰を痛めました。ひどくなるとぎっくり腰かもってビビりました。ある人に「悪さしすぎ!!」と言われたけどこれは事故です。決して人をいじめてたわけでもなくハプニング。げっ、来週撮影大丈夫かね??怖いわ~。今は鎮痛剤で騙し騙し生活中なり。