いすみ鉄道の開業時から活躍した「いすみ200’型」のうち、最後まで残っていた"いすみ206"号車が、木更津市内の観光施設に譲渡されることで、無事全7両が解体を免れて新天地へと旅立たれたようです。

いすみ206号車 現役で在りし日の姿 
大多喜にて


いすみ201︰ミャンマー国鉄
いすみ202︰茂原市内 煎餅工場
いすみ203︰ミャンマー国鉄
いすみ204︰いすみ市内 ポッポの丘
いすみ205︰ミャンマー国鉄
いすみ206︰木更津市内 三日月
いすみ207︰ミャンマー国鉄

前社長の鳥塚氏が「在任中は1両たりとも解体車両を出さない」と、駆けずり回って嫁ぎ先を探した結果、まだ検査期限に余裕があった206を残し、全ての譲渡先を確保されました。
そして206は検査期限切れまで残存。検査期限が切れ社長交代後も、大多喜駅および国吉駅構内で留置、余生を送る姿が見られていました。

国吉駅での保存でも良かった気がしますが、なんせ現在のいすみ鉄道の経営陣には期待できませんので、大事に使ってくれそうな新天地へと旅立てたことは良かったのではないでしょうか。
とはいえ、1両たりとも解体させない、という前社長の意志を引き継いで維持管理、譲渡を実現させてくれた現経営陣に感謝致します。

それにしてもいすみ鉄道、ご無沙汰やなぁ。
とはいえ今はあんな経営してちゃ、お金を落とす気にはならないかなぁ。
キハ52もどうせ検査期限切れたら終わりでしょ。
どうやってあなた方は飯を食っていくつもりなのか?
敗戦処理ならぬ「廃線処理」のクローザーじゃダメですヨ。