群馬県空手道連盟では、新ルール採用に
基づく審判講習会を12月16日(土)、
ALSOKぐんま武道館で開催し、拳志会からは
小屋が受講してきました。
※正面の横断幕は審判講習会と関係ありません。
県内の先生を中心に、約70名の受講と
なり、ルール改訂の内容を勉強しました。
高校生の選手に協力をいただき、実践を
多く取り入れた内容となりました。
県連としての新ルール採用は、来年2月の
道場対抗の大会以降、適用となります。
また、県連の審判委員会委員長から
適正な審判により、子どもたちの成長を
助長するため、常に審判員は研さんを積んで
レベルの高い技術を身につけるよう努力
しなければならないという内容の話が
ありました。
最後に、主な改正内容をお伝えし、
受講の報告といたします。
□形競技
・技術点と競技点に分かれていたものを1つに
集約し、0.2刻みを0.1刻みとする。
・減点は、指定形及び基本形において、
わずかに異なるものは減点し、大きく変化
している形は、反則とする。
・同点の場合、最低点が最も高い選手を勝者とし、
同じ場合は、最高点が最も高い選手を勝者と
する。それでも、同じ場合は、既に使用した
形を除き、再試合とする。この場合において、
再試合で演武した形は、その後の対戦に使用
できる。
□組手競技
・主審は、ペナルティ、ウォーニング、合図や
指揮を執り、副審はポイントのみの役割とする。
・ウォーニングのC1及びC2のように分割せず、
注意1、注意2、注意3,反則注意、反則という
5段階とする。これらは、副審の権限から取り除き、
全て主審の権限とする。
・1本のポイントは、これまで胴体が床についていないと
1本にならなかったが、体の一部が接触していれば
1本となる。(例:後ろ足の膝を床に付けた中段突きで、
その中段突きがポイントとならず、相手方の上段突きが
ポイントになった場合、1本となる。)
・副審の過半数以上の旗が挙がり、かつ、技によりポイントが
別れた場合、ポイントの高い方を採用する。
(2本の旗が挙がればポイントとなるが、一人が1ポイント、
もう一人が2ポイントのジャッジをした場合、2ポイントを
採択)
・先取がなく、判定になった場合は、主審は判定に加わらず、
4人の副審で判定を行う。この場合において、同数だった
場合は、最終的に主審がジャッジする。
・監査は旗を持たず、笛のみとする。