kenshayaのブログ
 
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鼠径ヘルニアの手術から2日目の朝となり、いよいよ退院することとなった。

 

病院食最後の朝食をいただき、体温、血圧などを測定した。

 

看護師と先生が来て次回の検診日を決め、注意点など話を伺った。

傷口は瞬間接着剤のようなもので閉じており、抜糸は不要とのこと。

 

10時過ぎにかみさんに迎えに来てもらい、今回の入院手術費の精算を行った。

金額は9万と少し。

もう少しかかるのかと思っていたが、入院期間が短いのでそんなものなのだろう。

 

帰宅すると飼っている犬が飛びついてきて、嬉しさの余りか粗相してしまった。汗)

手術日から風呂に入っていなかったので、早速シャワーを浴びた。気持ちいい。

 

というわけで、3泊4日に入院生活が終了した。

鼠径ヘルニア手術から1日経過した。

痛みはあるものの、車いすは使わずトイレにも行けるようになった。

病院食はお世辞にも美味しいとは言えないが、ずっとベッドで寝ていると食事の時間が待ち遠しい。

 

朝食:

昼食:

夕食:

 

明日はいよいよ退院だ。

いよいよ手術の日を迎えた。

この日の手術はGW前ということもあり混んでいて、ボクは9:00から開始することとなっている。

7:00に朝食が出た。

朝食が終わり、歯磨きを終え、8:30には手術服に着替える。

手術服は上下つなぎだが、各部がボタンではずせるようになっている。

パンツではなく、事前に購入しておいたT字帯(いわゆるふんどし)を着用する。

T字帯の付け方がわからないので、ネットで調べると、前で紐を結び、布を後ろから前に持ってきて紐の下側から通して前に垂らすようだ。

実際着用してみると、風通しが良いが適度にホールド感もあり、意外と快適だ!

時間となり、いよいよ手術室に向かった。

台車となっているベッドに乗せられ、電極などを色々と体に付ける。

口には酸素マスクが装着され、全身麻酔のため、点滴口から薬が注入された。

一瞬酔ったような目眩があったと思った瞬間、意識が途絶えた...

 

気がつくと手術は終わったとの声が聞こえた。

その後4人部屋病室に戻され、ベッドで横になった。

すでに手術開始から約3時間が経過していた。

鎮痛剤が効いているのだろう、痛みはあまりなかった。
しばらくベッドで寝たあと、気づいたら夕方になっていた。
トイレに行きたくなったが、起き上がるとさすがに患部が痛みが走り、やはり歩ける状態ではないので、ナースコールして車いすでトイレまで連れて行ってもらった。人生初の車いすだな。
横になって持参したパソコンでYoutubeを観てその日は暮れていった。
 

手術日が明日となり、ボクは入院することとなった。

このご時世のため、すぐに入院とはならず、まずはPCR検査を受けなければならない。

受付で呼ばれ、検査室に誘導され、長い綿棒で鼻をぐりぐり(結構痛い)して、検査結果を待った。

30分くらいまっていたところ、受付から呼ばれ、検査結果が出たとのこと。

結果は陰性であった。

その後、入院受付窓口に行くように指示され、行ったところ、しばらくして入院の手続きを行うこととなった。

 

 事務員) 部屋は4人部屋が全額保険、2人部屋が+2200円・・・1人部屋が+22000円! どれにしますか?

 自分) 4人部屋で...(当然)

 

 事務員) 保証金5万円をお支払いください。

 自分) ハイ・・・

などと手続きを行い、いよいよ部屋に案内され、入院することとなった。

 

部屋は当然4人部屋で2人は寝たきりの爺さん、1人は膝の手術を控えた若い兄ちゃんだった。

やれやれ、と思いつつ、ベッドの上でくつろいでいると、同部屋の爺さんが、

 

 爺さん) なんでこんなところに連れてくるんだ!!!

      警察呼んでくれーー!!

 

などと叫んでいる。

当然警察など呼べるわけもなく、看護師も流しているものだから、爺さんは「警察呼んでくれ~~~」を連呼している。...

まじか...夜中こんなことを叫んでいると睡眠どころじゃないな..とナーバスになってしまった。

仕方ないので、スマホにイヤホンを接続して装着し、外界の音を遮断してYoutubeなどを見ることにした。

しばらくすると、急に静かになったので、起き上がってみると、うるさい爺さんが居なくなっていた。(どこか別の部屋に連れて行かれた様子)

とりあえず眠れそうな環境になり、ホッとした。

18:00に夕食となった。

 

前回の検査から1ヶ月が経過した。
肝臓の状態が良くなかったので、炭水化物ダイエットを続けた
具体的にはこれまで必ず3食白米を食べていたが、これをやめて豆腐、大豆、ひじきなどにした。
結果、-2.5kg減となった。
炭水化物ダイエットというワードはよく耳にするが、食べる量を減らすわけではないので空腹で辛いわけではなく、正直これだけ効果があるとは驚いた。

血液検査の結果、肝臓の数値も良くなり、手術OKとのことだ。

手術日が決まり、誓約書などの書類をもらい、帰宅した。

 
 
 

 

 

もう10年ほど前だろうか。

ある日、歩くのに違和感を感じ、見たところ、鼠径部(足の付根)がプクッと膨れていた。

特に痛みは無かったのだが、知見のない自分はヤバい病気ではないかと思い、滅多に行かない病院に意を決して行ってみた。

診察をしてもらったところ、「鼠径ヘルニア」(いわゆる脱腸)とのこと。

院長いわく、痛みが無いのであればそのままでも特に問題はないとのこと。手術するのであればうちですることも可能だ、と微妙にオペに乗り気ではない気配を感じた。

その後、鼠径ヘルニアは気になっていたが、痛みがあるわけではないので、放っておいた。

 

月日は流れ、50を大きく超えたあたりから、太り気味になってきたので、知人に誘われ週1でソフトバレーの練習を行うようになった。

ここで、鼠径ヘルニアの膨れている辺りから痛みが出るようになり、特にバレーの練習を行った後、顕著に生じるようになった。

そしてついに病院(10年前とは別の病院)に行き、診てもらったところ、MRIや血液検査を行い、その結果、手術しましょう、ということになった。

診察していただいた先生はこの病院の院長で、内臓系を専門としており、鼠径ヘルニアについてもホームページで多くの術例を紹介しており、かなり経験があるようだ。

 

手術について先生がかなり細かく図を書いて説明してくださった。

一言で鼠径ヘルニアの手術といっても様々な術法があり、それぞれについてやり方と再発確率を説明してくれた。

  1. はみ出た箇所を切るだけ  :再発率10%
  2. リヒテンシュタイン法   :再発率1%
  3. プラグ+メッシュ法    :再発率1%
  4. グーゲル法        :再発率0.1~0.05%
当病院では再発率の最も低いグーゲル法で行うとのこと。
非常にわかりやすく説得力があり、安心して任せられそうだ。
 
手術するに当たり、肝臓の状態が宜しくないとのこと...
(そういえば最近社内で受けた健康診断でも同様に肝臓の状態が悪かった。)
そこで、1ヶ月後にもう一度血液検査を行い、良かったら手術をするので、それまでに状態を良くしてください。具体的には酒をやめ、できるだけ白い炭水化物(白米、パン、パスタなど)を食べないようにしなさい、
 
とのことで、1ヶ月のダイエット生活が始まった。

父が一人で田舎に一軒家に住んでいたが、84歳で生涯を閉じた。

残された家のメンテナンスなのだが、自分は父の家から遠く離れており、年に1、2回くらい帰れるかどうかだ。

幸い兄はすぐ近くに住んでおり、また妹が近県に住んでいるので月に1~2回ほど帰って手入れをしてくれる。

インフラに関しては浄化槽の換気などで電気は止めるわけにも行かずそのままとしているが、固定電話や父の携帯電話などは解約した。

 

問題はインターネット接続なのだが、これまでフレッツ光を入れており固定費が毎月6000円ほどかかってしまうので、これを毎月払い続けるのはいかにも勿体ない。

しかし、毎年盆などには自分も妻子を連れて帰り、きょうだい家族と集まり父の家で休暇を過ごすのが恒例となっているので何とかインターネットは維持したい。

そこで、直線距離で80mほど離れた兄の住む一軒家から、野外アンテナ経由でWiFiに接続することを思いついた。

 

兄の家もフレッツ光を入れており、以下のような構成にしようと考えた。

使用する機器はできるだけ安く抑えたいところだが、野外アンテナはBuffaloなどのメーカー品は1つ15000円前後と、結構な価格である。そこで、Amazonで安いものをと探したところ、中国製と思われる”Premiertek 2.4GHz 5.6GHzデュアルバンド 無線LAN屋外用18dBi指向性パネルアンテナ”がBuffaloの半額ほどで売られているので、これを2つ購入した。

また、WiFiルータは外部アンテナが接続可能なSMAコネクタとなっていて、WDSブリッジング機能が使用可能な格安な品を条件に探した結果、”TP-Link Archer A9”を2台購入した。(この機種はAmazonモデルのようで、元はArcher C9という機種のようだ)

     
その他、アンテナ同軸ケーブル、外部アンテナ取り付け台座等を購入した。

 

外部アンテナの設置は軒下の直接雨が当たらないところに設置する。

長いドリルで壁に穴を開け、アンテナ線を部屋に通す。

【父の家側】

【兄の家側】

父の家までは約80mあるが、遮るものもなく見通しは良い。

 

TP-Linkのルータを配置し、1つのアンテナを取り外してここに外部アンテナを接続する。コネクタはSMAという規格である。

 

続いてWiFiルータの設定であるが、国内では屋外に電波を飛ばす場合は2.4GHzに限られ、5GHzを無断で飛ばすと電波法違反となるそうなので、注意が必要だ。(このためか、購入したPremiertekの野外アンテナは5GHzの出力も可能となっていて現在販売中止となっているようだ)

 

兄の家側のWiFiルータの設定であるが、ひかり電話ルータがDHCP機能を持っているので、WiFiルータはDHCPをOFFにし、ブリッジモードに設定する。

 

また、Webで調べたところ、WDSブリッジング接続する場合は必ず固定のチャンネルに設定する必要があるとのことで、チャンネル10を選択した。(当初自動で設定していたところ、WDSブリッジング接続が非常に不安定で30分くらいすると遮断される現象が発生し、ここにたどり着くまでにえらく苦労した)

これで兄の家側のWiFiルータの設定は終わり。

父の家側のWiFiルータの設定はWDSブリッジング接続を行う必要があるが、このルータのWDS設定は、まず、ルーターモードに設定し、左側のメニューの、
 システムツール → システムパラメーター
の中にあり、直感的に非常にわかりにくい位置にある。
ここでWDSブリッジングにチェックを入れると、相手側のWiFiルータを選択する画面が現れるので、兄の家側のルーターを選択する。
 
注意しなければならないのは、WDS間で接続するパスワードと子機側(父の家側)のパスワードは別にしておく必要がある。
これをしないと循環参照となるのか、動作が不安定になってしまうようだ。
 
その後、このTP-LinkのWiFiルータにLANケーブルを通じてこれまで使用してきた別の部屋に設置しているWiFiルータを接続し、すべての設定が完了した。
 
懸念していた速度の低下は問題なく、Youtube等も支障なく見ることができている。
こうして無事に父の家側でインターネットを引くことができ、フレッツ光を解約することができた。
 
 
(追伸)
最近になってTP-Linkのホームページを見ると、

• 2019年以降発売の機種では、実際の製品での搭載の有無を問わず、WDSブリッジング機能は非対応とさせていただきます。そのため、今後は既に記載されたものを除き、仕様にはWDSについての記載は行いません。

WDS機能についてのお問い合わせはお控えくださいますようお願い申し上げます。

と書かれるようになった、上記のようにWDSの設定が非常にわかりづらく、また安定して動かすには色々と手動で設定が必要なので、多くのクレームが押し寄せられたのかもしれない。
 
 

我が家には猫の額ほどの庭があるが、家の横がすぐに山となっており、落ち葉が大量に飛んでくる。

そこで、以前から庭の落ち葉を掃除するのにブロワーがあればいいな、と思っていた。

ブロワーのタイプは大きく3つに分けられる。

  1. 電動式 AC100V
  2. 電動式 充電バッテリー
  3. エンジン式

いくらなんでも狭い庭でエンジン式ブロワーを使うのは論外なので、電動式なのだが、AC電源は配線の取り回しが面倒なので、充電バッテリータイプが良いかと思った。

ブロワーは構造が比較的単純なため、様々な中華ブランドから格安なものが多く売られているが、どうせなら国産ブランドが良いと考えていた。

オークションで物色していたところ、リョービのBBL-120という充電式ブロワーがバッテリー・充電器付きの備品が5800円即決で売られていたので、ポチッてしまった!

 

数日後、品物は無事に届いた。

早速充電して庭の枯れ葉を吹いたところ、ホウキで掃くより随分楽に集められ、これは快適だ!と思った。

 

ところが、使用していると徐々に回転が遅くなり、10分もしないうちに完全に止まってしまった!

どうやらバッテリーが劣化してるようだ。このバッテリーはB-1203F2というNi-Cd 12Vタイプだ。

1202と打刻してあるので、2012年2月製造のものだろう。 8年も前のものだから劣化していてもしょうがないと思うが、オークションの説明にはバッテリーの状態が何も書かれていなかったので、少々腹立たしい気分だ。

気分を取り直して新しいバッテリーを購入しようとネットで調べたが、単体では5000円前後と、結構高価だということが分かった。 

本体セットが6000円弱で入手したのにバッテリに5000円払うのはどうも納得できない。(合計すると中華製なら新品が買える値段だ)

いろいろと調べていると、このB-1203F2は内部でサブcと呼ばれる単2電池を短くしたようなサイズのバッテリーが、10本直列に繋がれていることが分かった。

また、ネットではこのNi-Cdバッテリを取り外し、互換のニッケル水素電池に置き換える改造を行った、という人もいたので、セルを交換するのが安上がりかと思った。

Amazonでニッケル水素のサブcのバッテリが売られており、いろいろ容量があるが、どうせなら大きいものをと思い、見たところ、容量もNi-Cdが1300mAhに対し、3000mAhと2倍以上あるものがあった。

これは5個セットなので、これを2つ買うと4020円ととなるので、純正のNi-Cdを買うよりは良いかと思い、買おうとしたとき、純正バッテリと互換でニッケル水素バッテリが入っているものがAmazonで売られているのを発見した!

容量は3000mAhと上記の5個セットを2つ買うより安いし、セルの組み換えもしなくていいし、ユーザー評価では取り付けがちょっと硬いなどと書かれているけど、そんなに悪くないから、これでいいじゃん! と思ってポチッてしまった!

 

数日後、Amazonより互換バッテリーが届いた。

早速テストしてみようと思い、ブロワーに取り付けを試みた。

ところが、なぜかカチッと最後のところがはまらない...(そういえば評価で硬いと書いてあったことを思い出した)

おかしいなと思いつつ、力任せに押してみると、「ガリッ」といういやな音とともに取り付いた。

嫌な予感がしたので、バッテリーを外してみようと思い、バッテリー側面のプッシュボタンを押しても、今度はバッテリーが外れなくなってしまった!(正確にはプッシュボタンが押せなくなった)

 

なんてこったい、と思い、大きなマイナスドライバーでこじっていると、「ベキッ」という音とともにバッテリーが外れた。危うく本体側を壊すところだった。

どうしたものかと、ノギスで寸法を調べて見たところ、

  1. バッテリーのガイドレールが0.5mmくらいずれている
  2. プッシュボタンのエッジが引っかかってボタンが押せなくなっている
ということが判明した。
このため、1本のガイドレールを切り落とし、引っかかっていたエッジ箇所をカッターで削った。

これでなんとか本体側と取り付け・取り外しが「普通に」できるようになった。

 

本体に取り付けた、スイッチを入れたところ、充電があまりされていないのか、回転が弱々しい。

そこで、まずは充電と思い、純正の充電器にセットした。(互換バッテリーの説明ではNi-Cdの純正充電器が使用可能とのこと)

 

ところが、充電状態を知らせる充電器のLEDがすぐに赤点滅(充電完了)となり、当然、全く充電されない状態だった。嗚呼...

 

この先どうしようか、ここまで来て純正のバッテリーを買い直すのもバカらしいし...と思いつつ悩んだ結果、おそらく互換バッテリーのセル自体は問題ないだろう、バッテリー内の回路に問題があるのではと思った。

そこで、バッテリーのセルだけを元の純正のバッテリーと交換すればうまくいくのではないかと考えた。

 

早速2つのバッテリーをばらしてみることにした。

こういうのに使用するビスは+のタッピングビスが普通だが、なんと互換性バッテリーはなぜかトルクスを使用している。(こんなところに金かけてどうする!)

ネジ穴が細いため、手持ちのトルクスレンチだと入らなかった。

なんとかトルクスのビットと、昔100均で買ったミニボックスレンチを組み合わせて外すことができた。以下は純正(下)と互換バッテリー(上)をバラしたところだ。

互換バッテリーは3000mAhのはずが、セルには何故か3300mAhと書いてある。

ま、多い分にはいいか...

 

さて、肝心の配線だが、よく見ると、互換バッテリーの方は純正に比べ、接点周りの配線が少ない!

(互換バッテリー(左))

おかしいな、と思いつつ調べたところ、繋がっていないのはバッテリーの温度を測定するサーミスタの線だ。
↓は純正バッテリーの黒い米粒大のものがサーミスタ (バッテリーに巻いているのはヒューズ?)

なんと、互換バッテリーはサーミスタそのものが付いていないのだ!

充電できなかったのはサーミスタが繋がっていないのに充電器で温度を監視しようとして、異常になったものと思われる。

 

双方の配線を外し、バッテリーセルの移植を行った。

(サーミスタだけを移植する方法もあったが接点が付いている黒いプラスチックモールドの形状が異なるため、これは断念した)

バッテリーと電極はスポット溶接しているので、これを引き剥がし、ハンダ付けを行った。

ただ、当方は15Wの電子部品用のハンダゴテしか無いので、加熱にとても苦労した。

やや天ぷら気味に見えるが、バッテリー側にも予めハンダメッキしているので、接続は問題ないだろう。

 

なんとか組み立て、オリジナルのバッテリーケースに収めることができた。

 

発火しないか恐る恐る充電してみたところ、今度は正常に充電が開始された!

約30分で充電が完了し、ブロワーに取り付けて試したところ、勢いよく風が出た!

早速、庭で枯れ葉を吹いてみたところ、とても快適であった。 約20分使用したが、風の勢いは全く弱まることはなかった。 

 

いろいろ苦労したが、なんとかなったので、良しとしよう。

Alden 7507 という靴である。

素材はレアカラーであるシガー コードバンとなっている。

形状はUチップであるが、一般的な54321などのAldenのUチップとは異なり、トゥが少しスクエアだ。
シガーコードバンでこの形状は、通常モデルには存在しないようだ。
先端がスクエアで、幅の広いトゥルースクエア・ラストという、珍しい木型である。

バックステイは990のような三日月が飛び出した?ような形状だ。

この靴はドイツ フランクフルトにあるMöller & SchaarというアパレルメーカーのAlden 別注である。 このためインソールの通常のAldenのロゴ位置にはMöller & Schaarの文字が入り、奥の方にAldenのロゴが描かれている。

この靴は7507という型番であるが、この形状で他の色のコードバンは無いようだ。
他の素材では

7503 : モカ スェード
757  : ブラック カーフ

が存在することがわかっている。

メダリオンのような装飾もなく派手ではないが、シガーの渋い色とコードバン特有の深みのある綺羅びやかさを備え、ビジネスでも問題なく使えるのでとても重宝している。

埼玉にマルシン工業株式会社というモデルガンメーカーがある。
 

この会社はかつて知る人ぞ知る、鋳造技術を駆使した、超精密エンジン模型を作っていた。
 

今から20年以上前、ボクが社会人になり、間もない頃、コンビニで立ち読みした1冊の雑誌(確かモノ・マガジン)のある記事に釘付けになった。
 

「卓上のフラット6」


それは73ポルシェ911カレラRSのエンジンを1/8にスケールダウンしたフルメタルキット !
フラット6エンジン内部も忠実に再現されており、ピストン、カムシャフト、バルブ、も正確に作り上げている !
しかもエアーを入れることにより駆動する !!


模型好き、車好き、ポルシェ好き、精密機械好きのボクにとって、コンビニで思わず「おお~、すげー」と声が出そうになった。


しかし、


しかしだ、


値段が、....93,800円   !!!!!!


社会人になったばかりの余裕のないボクに、この金額を模型に使う勇気はさすがに無かった。
気になりつつも、コンビニを後にしたのだった。


それから数年が経ち、生活に少し余裕が出てきた頃、この模型のことを再び思い出した。
しかしすでに生産中止しており、また値段が値段だけに、そんじょそこらの模型店で売っている筈もなかった。


ちょうどその頃、インターネット検索サイトのヤフーにより、ネットを使ったオークションが始まった。
ボクはかなり早い時期に会員になり、最初に中古のノートパソコンを買った。
これはIBM ThinkPad 380Eだった。 Pentium 150MHz, DSTN液晶, 32Mメモリという、今から考えると信じられない低,スペックだったが、中古で35,000円と、結構な値段だった。


話が逸れたが、ヤフオクでもしかすると昔欲しかったマルシン ポルシェエンジン模型があるのでは、と思い、いろいろ探してみたところ、ついに出品されているのを見つけた。

当時の値段が高かった分、出品価格も高く、また狙っている人も多いのか、結構な高値となったが、なんとか78,000円で落札した。


こいつがそれだ。

模型はもちろんのこと素晴らしい出来であったが、箱にも凝っており、合成木材でできた立派な箱に、誇らしげにエンブレムとロック機構までもが付いている。

模型は箱の蓋側と、本体側には3重構造の重箱のような構造で、主要な部品は一つづつスポンジ に埋め込まれていて、実にギミックな構造である。

部品は当時マルシン工業が会社の技術を試すべく、社長自ら陣頭をとり、3年の年月をかけて開発されたというだけあり、このエンジンフィンなどの作りこみは本当に見事である。

総パーツ数は500点余りにもなり、組み立てはさぞ大変であろうが、組み立て説明書がまたいい。 当時はCADなど普及しておらず、すべて手描きで丁寧に書かれており、実に味がある。
この模型の開発に携わったマルシン工業の方には本当に敬服する。

 

その後何年かして、もう一つヤフーオークションで落札した。(笑)
1つは組み立てて完成品とし、もうひとつはキットのまま保管したいと思ったからだ。

初期型と比べ、箱の材質と部品を収めるスポンジのレイアウトが変わったが、中身は全く変わりない。

このモデルは海外にも輸出されていたようで、海外では箱がプラスチックでできた廉価版があったようだ。 何度かインターネットで見たのだが、今なぜか見つからない。 日本でこの廉価版が売られていたのかわからない。


また、完成モデルが158,000円で売られていた。
ボクは組み立てるのが至福の時間だと思うのだが、確かに500点のパーツを組み上げるには相当の技術と覚悟(と時間)がないと辛いものがあるだろう。
また、単に組み上げるのでは簡単に動いてくれず、部品のすり合わせを行う必要があるとのことだ。 綺麗に組み立てるにはホワイトメタルを磨き、更に酸化しないようにクリアを吹いておく必要がある。完成までに果たして完成にどのくらいの時間を要するのだろうか。
そういう人のためにプロが組み上げた完成品というのもありだったのだろう。


そのほか、別売なのか、ピストンやタペットの動作を見ることができるカットモデルも存在したようだが、詳しくはわからない。 どなたかご存知だったらご教示いただければと思う。


今となってはずいぶん市場価格が上がり、年に1~2度くらいヤフオクに出品される本モデルは30万前後の落札価格となっている。


そんなわけで、2つキットがあるのに組み立てる踏ん切りがつかず、現在に至っている。
定年したらじっくり組み立てるか・・・でも目も悪くなるだろうから無理か・・・などと考えつつ...

 

マルシン工業はエンジンシリーズとして、このポルシェの他、ハーレーダビッドソンのVツインエンジンのメタルモデルも存在した。
こちらもヤフーオークションで入手しようと思っていたが、機会を逃しているうちに市場価格がずいぶん上がってしまった。


マルシン工業はホームページを見ると今でもモデルガンを作っているようだが、エンジン模型はハーレーを最後に無いようだ。

モデルガンがどのくらい市場があるのかわからないが、また同社にはエンジン模型にもチャレンジしてほしいと願う。 部品点数の多さから採算を取るのが難しいのであろうが。