若い頃、結婚に関してエホバの証人の親は大概否定的だったと思います。


男女間の付き合いは制限され、好きな人ができても付き合いは許されませんでした。


だから二人で会うことなど到底難しかったです。


親を始め若い人同士でも監視の目を光らせ、二人きりになっているところを見られようものなら『通報』されました。


それでいて同じエホバの証人同士でないと付き合えないと言う変な縛り。


こんなことですから隠れて会うようになったり、エホバの証人以外の異性に目を向けるようになるのです。


私などはそっちの方で、高校生の時、中学の同級生と隠れて会ってました。


運悪く二人でいるところを陰から見られてしまい、こっそり長老と呼ばれるお偉いさんに通報され、見事に解散させられました。


それが傷になり、好きな人はいましたが、しばらく女性と付き合うことはなかったです。


男女間の付き合いにかなり制限があったため、結婚観も歪んでおり、結婚はするな、しても子供は作らない、終わりの日だから、と言う具合です。


ぼくは26歳の時、3つ下の人と結婚しました。とはいえ、付き合っているときは、基本二人で会うことはなく、相手の家族の誰かが必ず付き添うと言う条件付きでした。


相手の親などはスーパーのレジまで付いてくるという、今思えばほんとにバカなやり方でした。


変な話になりますが、結婚はしない、しても子供は作らないと言うのをずっと擦り込まれていたため、結婚してもお互い性行為ができず、結局この人とは離婚するまで性的関係がなかったです。


ぼくに関しては後々また出てきますが、このことが原因で、躁転した時に性的な分野において大変なことになってしまいました。


全てのエホバの証人ではないですが、多くのエホバの証人の夫婦は子供がいません。もしくは結婚してかなり時間が経ってから子供をもうける方もいます。もちろん普通に家族が増える家庭もあります。


私などは極端な時代に生きたため、結婚や、性に関する見方がかなり歪んでいたように思います。


今はエホバの証人ではない方と再婚し、子供はいませんが、ふたりでなんとか暮らしています。