⑨介護保険で利用できるサービス⑨

 【ショートステイ(短期入所生活介護・療養介護)】

 介護老人福祉施設や医療施設に短期間入所して、日常生活上の支援や機能訓練などが受けられます。

 介護されているご家族の方の介護負担を軽減するためにショーステイを利用したり、ご家族の方が体調を崩したり、急な冠婚葬祭などで介護ができない場合などにショートステイを利用します。

 介護保険が適用となる連続利用日数は最長30日までとなっています。31日目の利用料金は介護保険適用外で、全額自己負担となります。また、要介護認定の有効期間の半数を超えることができません。

 

 ショートステイの事業所には、「併設型」と「単独型」があります。

 併設型は、特別養護老人ホームや介護老人保健施設などに併設されています。

 単独型は、ショートステイ専門の施設となります。

 

 部屋のタイプにも以下のものがあります。

 ・多床室:一つの部屋に複数人が宿泊します。

 ・従来型個室:一人で個室に宿泊します。

 ・ユニット型個室:完全な個室と食堂、台所、浴室などの共有スペースが併設しています。自宅での生活空間に近づけた環境の中で介護を受けられるようなタイプの施設です。

 

 「短期入所生活介護」と「短期入所療養介護」との違い

 ・短期入所生活介護:食事、入浴、排せつの日常生活介護と、機能訓練やレクリエーションを提供する施設です。特別養護老人ホームやショートステイ専門施設に入所します。

 ・短期入所療養介護:食事、入浴、排せつの日常生活介護に加えて、医療サービスを受けられる施設です。介護職員に加えて、看護師や医師、リハビリテーションの専門職などの医療従事者が配置されています。介護老人保健施設などに入所します。