花言葉【繊細な美・しとやかな美人】

その儚さから昔から美しさのたとえに用いられている花です。
美しくしとやかな顔立ちの事を「芙蓉の顔」、また富士山の美しさを「芙蓉峰」と表現します。
中国の「成都」では、昔この地の王でだった「後主昶(こうしゅちょう)」が、居城に160㎞もの長さにわたりこの花を植え、街中を芙蓉で埋もれさせ、栄華を誇り、「芙蓉の都」と呼ばれていたそうです。
フヨウととてもよく似た花にムクゲがあります。
フヨウ(芙蓉)とムクゲ(木槿)は、ともにアオイ科フヨウ属。花の咲く時期も花形もとても似かよっていることから、とても間違いやすい花です。
見分ける方法としては、ツボミの付き方と樹形が最良の区別方法だと思います。
フヨウのツボミは横に広がって何個も複数集まって付くのに対して、ムクゲのツボミは1個ないし2個の花が枝に点在して付きます。
フヨウの枝ぶりは、やはり横に広がっているのに対して、ムクゲの枝は縦にまっすぐに直列して咲きます。