花言葉【美人の眠り】


ソメイヨシノが散り始めると、カイドウの薄桃色の花が咲き始めます。原産地の中国では、牡丹と並んでとても人気の高い花です。日本には江戸時代に中国から渡来しました。


海棠の「棠」は梨のことを指し、海を渡ってきた梨ということで海棠と名付けられたようです。


中国では唐の時代の絶世の美女・楊貴妃にちなんで「睡花」や「眠りの花」ともいわれます。


玄宗皇帝が楊貴妃を呼んだところ、頬をピンクに染めたほろ酔いのうたたね顔で現れたため、「海棠の眠り、いまだ覚めず」と、楊貴妃を海棠の花にたとえたと言われ、美人を形容する時にこの花が使われることが多いようです。

