9:20病院着。
ここの病院はICUがとても厳しく管理されていて、まず外部にあるインターホンから「○○の家族です」と伝え、ICU専用の受付の方から「OKです」と言われるまでは入れない。
今日は入れるまでにとても長いこと時間がかかって、心配だった・・・
ポジティブにって思っていても、やっぱりふとしたことでどーんとマイナスなこと考えちゃう。
遅くなった原因は体拭をしてもらっていたから。(よかったよかった)看護士さんにきれいに拭いてもらった母は眠っていた。

熱がさがり、状態も安定してきたのでICUから隣にある救急病棟に移るとのこと。
ICUと殆ど変わらず、医師も看護士さんもモニター等でチェックしてくれている病棟。
(ここのICU、救急病棟の看護士さんたちはいつもテキパキしていて、私たち家族に不安感を与えないように、どーんと構えていて気持ち的にとても楽だった。)

午後2時病院へ
1時間ほど面会していた。両目を開けて一人一人を確認していた様子。口で「そば」「そばに」「お父さんの」と言っている気がする。恐らく長い事挿管していたから声が出しづらいのか、ほとんど聞こえない。皆で必死になんて言っているのかあてっこゲームみたいなんしてた。
しばらくすると母が疲れたのか、首を横に振り、残念そうな顔。まるで「伝わらないわ」と言っているようだった。
熱もさがってき、不整脈も出ていない様子にほっとした。

手足を必死に動かし、自分の手足が動くか確認しているようだった。人差し指で自分の酸素マスクを指差していたのをみて、私は自然と笑みがもれた。
『外してほしいのかい?外したら苦しいよー?』

あー早く母とおしゃべりがしたい!母の笑顔がみたい!