母が倒れて今日で1年

あっという間だったと思ったり、密度の濃い1年だったなと思ったり。
私の人生でこれほどまでに自分という人間をフルに活用したことはなかった

大好きな大好きな母の為と思っていても、腹のたつこともあったし、不安で不安で大泣きすることもあったし、逃げ出したいって思いもあったし、兄弟喧嘩もしたし、父との確執もあったし、とにかくとにかく密度が濃かった。

ただ、義姉さん、うちの旦那の協力には本当に本当に感謝している。この2人がいなかったら、私は完全にダウンしてたでしょう
それくらい、自分に近い存在が病に倒れる、そして病院に付きっきりでいなければいけない存在になることは精神的にも肉体的にも辛い事だった

今朝の母との電話
母「めでたく一周忌です あははは」
私「いや、一周忌なんて、笑い事じゃないわ
ただ、生きていてくれてありがとう。1年間母が一番大変だったね、おつかれさまでした」
母「皆、私がくも膜下出血起こしたんだっていうと、『いやー大変だったねー』って言うけど、私本人にその記憶がなく、いつどうやって倒れてこうなったのか分からないから、複雑だわ」


そう、本人倒れてから3ヶ月くらいの記憶は全然ないそうで、倒れる前日までの記憶はぎりぎりあるみたいですが、倒れた当日~11月くらいまでは記憶がないとのこと。なので、自分がくも膜下出血を起こしたっていうことが実感できず、周りから病人扱いされるのがとても複雑なのだとか。
母は自分が気がついたら、リハビリの病院にいて、なぜか遠く離れた北海道にいて、毎朝兄がお見舞いに来てくれて。。この状況を把握できず、混乱したんだとか。

兄の住む北海道に転院するときも、母に確認したし、その時の母は会話もできたし、本当に普通だったしって思っていたけど、実は母の頭の中ではまだこの時は機能していなかったんだろうな。