以前ある新聞の春秋の一部に面白いことが書いてあったので紹介します。
戦前の国語辞典「言海」では「猫」を次のように説明してました。
“温柔ニシテ馴レ易ク、又能(よ)ク鼠ヲ捕フレバ畜(か)フ。
然レドモ窃盗ノ性アリ。形虎ニ似テ二尺ニ足ラズ。”
この辞典を作家の芥川龍之介さんも利用していたらしいですが、
皮肉屋の彼は次のようなことを随筆に残しているようです。
猫を「窃盗ノ性アリ」と言うなら
犬は「風俗壊乱ノ性アリ」
燕は「家宅侵入ノ性アリ」
蛇は「脅迫ノ性アリ」ではないか!と
「言海」という辞典はそれだけ親しまれていたということでしょうが、
このように言われた動物達もちょっと哀れだなと思ったのでした。
↓言海の説明文

↓芥川龍之介さんのお墓
東京都豊島区 慈眼寺


戦前の国語辞典「言海」では「猫」を次のように説明してました。
“温柔ニシテ馴レ易ク、又能(よ)ク鼠ヲ捕フレバ畜(か)フ。
然レドモ窃盗ノ性アリ。形虎ニ似テ二尺ニ足ラズ。”
この辞典を作家の芥川龍之介さんも利用していたらしいですが、
皮肉屋の彼は次のようなことを随筆に残しているようです。
猫を「窃盗ノ性アリ」と言うなら
犬は「風俗壊乱ノ性アリ」
燕は「家宅侵入ノ性アリ」
蛇は「脅迫ノ性アリ」ではないか!と
「言海」という辞典はそれだけ親しまれていたということでしょうが、
このように言われた動物達もちょっと哀れだなと思ったのでした。
↓言海の説明文

↓芥川龍之介さんのお墓
東京都豊島区 慈眼寺

