昨夜、ご飯を炊いて、中国人の店で買ったキムチみたいなのをおかずにして食べた。
残ったご飯でおにぎりを作った。
普段はおにぎりの中には鰹節を入れるのだが、中国キムチがちょうどちょっとだけ残っていたので、それをおにぎりに入れた。
おにぎりを3つ作って、一つを同居の女性のためにテーブルに置いて、”食べて”とメモに書いておいた。
今朝、僕は腹痛に襲われている。いや、激痛というほどではないが、もう5回はトイレに行った。
ちょっと考えてみると、思い当たるのは、中国キムチだ。もう買って2週間ほどになる。
そのことを5回目のトイレでふと考えて、”彼女に作ったおにぎりがやばい”と咄嗟に思った。
あの中国キムチを入れたおにぎりはやばいかもしれない。しかも、彼女は病み上がりである。
今朝キッチンに行った時は、まだテーブルにおにぎりがそのまま置かれていたので、まだ食べていないだろうと思って、キッチンに行くと、
おにぎりがない!
数秒間、どうしようか途方にくれていると、彼女が部屋から出てきた。
僕は、彼女がおにぎりを食べたのか、ただ部屋にもって行っただけなのか、一瞬詮索した表情だったと思う。
彼女、”おにぎり、ありがとうおいしかった。”しかも、かなりうれしそうに。日本好きの彼女は、”あれ日本語でおにぎりって言うんでしょう?”なんて、うれしそうに言っていた。
僕は、もう何も言わなかった。今、腹痛になるかもしれないよ~なんて、言うべきじゃないだろう。
僕も一晩経った後に腹痛に襲われているので、彼女も今日の夕方あたりから危ないかもしれない。
でも、もしかしたら、何もおこらないかもしれないと。かすかな期待はする。
起こったところで、死ぬほどのことではないし。大丈夫か。