昔は何か調べ物をしないといけないなら、図書館に行くか、大きな本屋に行くかせねばならなかった。
今は、調べ物はネットが一番早いし、手軽。
たいていのものはネットで調べがつく。
それでも、本屋、図書館はなくならないと思う。
調べ物はネットで出来るが、何か一つの本を全部見たい場合はネットにはない。著作権があるから。
大きな本屋でいろいろ本を見るのと、ネットサーフィンって、結構似ていると思う。
ネットがまだないころの、僕の一つの娯楽は、大きな本屋で色々見ることだった。
しかも、最近(いやもう15年ぐらい前から)、ジュンク堂が出てきて、座り読みを謳い文句に、椅子を設置して、座って読めるようになった。
一時、図書館みたいに、情報を書き写す人が出てきたために、椅子がなくなった時期があったが、今は椅子がある。
ジュンク堂が出てきたおかげで、他の店も椅子を置く店が結構増えた。
昔、僕が中一の時に、駅前の本屋で、棚に座って本を読んでいたら、そこの主人にえらく怒られたことを思い出す。
別に本の上に座っていたわけではなく、一部、本が置いていないスペースがあったので、そこに座って読んでいただけなのに。
座って本を読むことが、悪いという時代だったのか。
香港や台湾では、大きな本屋に椅子はないが、床に座って本を読んでいる人が多い。
今、住んでいるホテルの向かいにもやや大きめの本屋があるのだが、椅子は少しだけ置いている。
いい時代になった。