人って、自分の常識に反するものに対して、反感を持つ性質なのだと思う。
だから、昔は嘘はつかないほうがいい、正直に話すのが誠実だと思って、そうしていたが、最近は相手の器に合わせて、適当にうそを交えて話すようになった。
例えば、僕の経歴。初対面の人と話すとき、正直に話すと、”こいつ何言ってるんだ!”と反感を買うことがある。
例えば、この間、日本で、初対面の人とちょっと話す機会があり、
相手”何をされているんですか?”
僕”先日、北欧から帰ってきました。向うで3年ほどいました。”
そういう会話で興味を持ってくれる人はいいが、その人の常識から逸脱していると、”うそをついている”と思うのか、急に敵対的態度に変わる人がいる。
昔、20代の時、獣医師をしていたが、
初対面の人”何をされているんですか。”
僕”獣医です。”
相手、ちょっと怒った態度になり”獣医だったら、どこの大学を出たんですか?
僕”何々大学です”。
相手、不機嫌で、立ち去る。
とか、ありました。
たぶん、僕が20代後半でも、10代ぐらいに見え、”コイツ嘘つきやがって”と思ったのだと思います。
今だったら、僕が”獣医”と言っても、誰も不機嫌にはなりませんが、自分の感じと非常に異なる事実を突きつけられると、人は不機嫌になる場合があるんです。
だから、昔、何しているのか、聞かれた時、
今の僕なら、”フリーターです”って言うと思う。そしたら、相手の感性にぴったりで以後、コミュニケーションがスムーズに行えただろう。
だから、必ずしも今は本当のことを、すぐには言わないことにしている。