昨日、こちらでトラムに乗っていて、人々がお年寄りに席を譲らないのに違和感を感じた。
こちらでも、日本よりはお年寄りに席を譲ることがやや多いと思いますが、中央アジアが徹底していたので、そのくせで、こちらに帰ってきて、違和感があった。
中央アジアの国々の年寄りや小さい子供や小さい子供を抱いた女性に席を譲るのが徹底していた。
まず100%譲る。どうぞ。というより、譲らないといけないという雰囲気。
僕はたいていめんどくさいので、最初から立っていた。
その習慣にまだ慣れない時、バスで座ってると、前に座っているおばさん(おばさんと言ってもたぶん僕と同年代)が、僕に対して、そのおばさんの前に立っている小さい子を連れた女性に席を譲れと言われた。
僕は笑顔で気前よく、その親子に席を譲ったが、実は納得いかなかった。
僕の前に座っていたおばさんが、僕に席を譲るように言ったのだが、その前に自分が席を譲れよ!と思った。
そのおばさんの前に立っている親子なんだから、自分が譲るのが普通でしょう。
これは、おそらく、そのおばさんが僕のことを若いと勘違いしたのだと思う。
僕はその時、知り合った25歳の男性と話をしていたから、そのおばさんはその男性を見て、僕を見ずに僕に席を譲るように言ったので、おそらく勘違いだろう。
このように中央アジアでは、席を譲るのが義務化していた。
おばあさんが、立っているのに子供が席に座っていようものなら、すぐに誰かが注意していた。
お年寄り、乳飲み子を抱えた女性、幼児、小さい子供(小学校前ぐらいまでの)、女性、男性、あとは年齢の順に優先順位があるみたいだった。
60才代ぐらいのおじいさんが、70才代ぐらいのおばあさんに気丈に席を譲るのを見たときは胸が熱くなった。