大相撲が八百長疑惑のせいで来場所開催されないらしい。
かなり大事になっている。
でも、大相撲で八百長があることは、みんなうすうす分かっていたこと。
だから、大相撲がだめになったというより、真実が表面に出てきたということで、これは進歩だと思う。
最近、検察とか病院とか今まで大きな権力を持ってきたところの不の真実が明るみになってきている。
これも前からある悪の部分が浄化される過程であって、いい動きだと思う。
日本は経済的に落ちこんでいるが、社会全体では、まだまだ成熟過程にあるのではないか。
しかし、大相撲協会の対応は、おかしい。今、八百長に関与した疑いのある力士の携帯の記録を解析しているんだとか。
なんか、ピントがずれている。
理事会は誰が犯人か捜しているようだが、違うだろう。そうじゃないだろ。あんたがた、みんな犯人だよ。
僕は相撲は、高校生の時からよく見ているけど、すごいなあ。こんなドラマみたいなことが起こるのか~。って感動したこともあるが、今よく考えたら、あれはあやしい。
板井は引退後、八百長を暴露していたが、板井の取り組みを見て、”あの張り手、ほんとに力が入ってない。弱いなあ~。”と思って見ていたが、あれはやっぱりわざとだったんだな。
板井が千代の富士の胸に回転がいいが、力の入っていない張り手をする。その後、千代の富士が板井を捕まえて、上手投げ。
あのパターンも今考えれば、胡散臭い。
多賀竜の優勝した場所。最後の方、胡散臭い。
益荒男が大暴れした場所も、今思えば胡散臭く思えてくる。
もちろん、かど番の大関が7勝7敗で千秋楽に勝つ相撲は、胡散臭いけど、みんな知っていること。もう暗黙の了解と言っていいと思う。
今までは、大きな組織に対しては、真実を言った方がむしろ抹殺される傾向にあり、知っていてもみんな知らん顔。そういう社会だった。
それが一番怖い。
第二次世界大戦の時の日本みたいに。おかしいことにおかしいと言ったら、非国民と言われ、投獄されたり。
そういう世の中から早く脱皮してほしい。