今、ニュースでホメオパシーが話題になっていますが、中国医学の医師として、ちょっとコメントをしておく。
ホメオパシー療法というのは詳しくは知りませんが、今出ている症状の原因になる物質をすごく希釈して飲むというものみたいです。
これは医学体系じゃなくて、ひとつの療法ですね。まあ、言ってみれば寒風摩擦と同じようなモンじゃないですか?
これが効くかどうかわかりませんが、別にやってもいいんじゃないでしょうか。
これをやったために、妊婦がビタミンK2を取らないで、胎児が脳出血を起こして死亡したという事件があったらしいが、
それはこの療法がとやかくという問題じゃなくて、適切な治療をしなかったことが問題なんじゃないでしょうか?
これとは話がちょっとずれるが、中医学でも日本で誰かが中薬を処方して、患者が肝炎をおこしたとか問題が起こることがあるが、
それは、中薬が悪いんじゃなくて、処方の仕方が悪いだけでしょう。
良薬も使い方次第では毒にもなります。
中国では中国医学も西洋医学も高校卒業後、5年間の教育を受けて資格を得るが、日本で中国医学を実践している人は、講習会レベルで学んでいる人(医師)が多い。
そういう人が処方して、効かない、問題が起こったからといって、その医学そのものを否定されても困る。
西洋医学だったら、何か問題が起こったら、その個人の問題になって、決して西洋医学の問題にはならない。
中国では中国医学の医師も、西洋医学の基礎医学は学ぶ。基本的な西洋医学の臨床医学も学ぶ。現代社会で、今、西洋医学を知らずして、治療はできない。
助産師だったら、看護師の資格も持っているはずだから、一通りの基礎医学は学んでいるはずだけど、やっぱり看護系は基礎医学は弱いのかなあ。