先週、1年以上ぶりにTOEICを受けてきた。
欧州から帰国後すぐに全く対策をせずに受けて以来である。
前回は対策なしで815点だったけど、今回はTOEICの本を読んで一応対策はして行った。
前回はTOEICに対しての対策をしていなかったが、英語で生活や勉強を2年以上もしていたので、英語力としては今よりはあったと思う。
今回は1年以上ほとんど英文を読まない生活をしていたので、さすがにパート7の長文読解問題は時間がかかってしまい、最後の問題は内容をちゃんと理解していなかったことが、後になってわかった。最後の大問は5問中2問しかあっていないと思う。
前回のTOEICでは、パート5とパート6の英語のイディオムを埋める問題でかなり落としたと思うが、今回はその対策をしていったので、たぶんパート5,6では52問中、5,6問しか間違っていないと思う。前回は3分の1ぐらい間違ったかもしれない。
リスニングの方は、今でも一応英語のネットテレビ(アルジャジーラがお気に入り)を毎日見ているので、それほど落ちていないと思うが、実際に使っているわけではないので、テレビを見るのと実際に話をするのとでは緊張感が違うから、やっぱりリスニング力も落ちている感じがした。
パート3,4の長文リスニングは分からないところもかなりあった。
前回一回で受験をやめたのは、対策なしで1回で800点以上を取ってスマートにやめるというかっこよいと思ったのだけど、いろいろな就職の募集要項とかを見ると、860点以上を要求しているところが多いので、860点は取っておこうかなと思って再受験した。
今回860点あるかどうかはわからない。でも、間違った数的には前回ほど間違っていないと思うので、少しは可能性はありそうである。
TOEICって、はっきり言って簡単だと思う。ただ中には難しい問題もちょっとあり、読解の時間が短いのでそういう意味では、950点以上とかという高得点を取るのは難しいと思う。
それから、TOEICって、英語力を直接反映しないんですよね。英語がそれほどできなくても、コツをつかめば、ある程度の点は取れるテストだと思う。
TOEIC低得点者=英語のできない人とも
英語のできる人→TOEIC高得点者とも言えるけど、
TOEIC高得点者→英語のできる人とは言えないと思う。
まあ、TOEICでいい点を取るにはある程度の英語力はないとダメだろうから、ある程度の英語力の証明にはなると思うけど、
でも、TOEICも約に立っていると思う。
TOFELとか、日本人にとって、あまりにハードルが高い試験しかなかったら、皆勉強する意欲が涌かないだろうから、ちょっと対策をすれば得点がアップするTOEICは多くの日本人の英語学習意欲をくすぐるかもしれない。
まあ、NOVAみたいなものだなあ。NOVAも学校としては質が悪かったけど、安くて大衆が英会話でも習おうかなあという考えにさせた功績はあると思う。
TOEICもそんな感じ。
860点取ったら、もう受けない。
それから、英語の資格試験に対する評価がおかしいので、TOEICはお買い得だ。
募集要項で、TOEIC860点以上、英検1級、TOEFL600以上って、並列になっていることが多い。おいおいって感じ。
TOEICの評価が甘すぎ、だから、他の試験を受けるよりTOEICを受けたほうがお得である。
なんでかなあ。
TOEIC900点取れても、TOEFL600以上取れる人はあまりいないだろう。
英検は30年ほど前に3級を一回受けて合格して以来受けていないから、わからないけど、英検1級ってかなりむずかしそうである。
TOEICって、ちょっと漢検に似ている感じがする。でも、それでも、一般の人も受けてみようかなと思わせるというのは、英語力の底上げに貢献しているのかもしれない。