秋の夜長、自分の歳について考える | ヨーロッパの片隅で

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シリアスな話題から下ネタまで、ただ思いついたことを書いていきます。

3連休の中日ももうそろそろ夜です。


3連休の前は3日連続研修だったので、感覚的に実質6連休の感じです。


まあ、これは6ヶ月勤めたポーナスみたいなものなのだろうか?


休みになるといろいろと考える。自分の人生のこと、家族のことなど。


私は9月の初めにFXで投資に失敗して、貯金の8割に相当する210万円を一夜にして失ったのだが、先週1週間は、もっとすごい金融恐慌みたいになって、株やFXで私以上に資産を失った人が続出したと思う。金融恐慌はまだ終わってないけど。


今私は43歳で地方公務員という身分にある。6ヶ月前に得た身分だ。


それまでは獣医という資格はあるものの、海外をうろうろしていてインテリフリーターみたいなものだった。


今は一年目で給料は同世代の者より格段少ないが、年を追うごとにその差は縮まっていく仕組みのようである。


だから、このままここにい続けば、日本の普通の人並みの人生は送れそうである。


でも、私にはやりたいことがある。海外で学位を取ることである。このブログの本当のテーマでもある。


しかし、予想外の円安などでその資金が不足して、留学が続けられそうになくなったので、資金を稼ぐために一時帰国した。


そして、ついた仕事がたまたま公務員である。


そして、その仕事につく前にFXという投資を知る。外貨を交換することによって利益を出すという、海外在住が長い私が以前から興味があったことが、結構身近にできるようになっていたことを知り、その投資を始めた。


そして、先月その投資に失敗し210万円を失ってしまった。


だいたいこのまま働き続けて、節約すれば2年間で貯められる金額である。


留学資金を貯めるために帰国したのに、2年間働いて、帰国した時と同じ資産って、ほんとまぬけにもほどがある。


3年働けば、帰国した時より貯金は増えて、おそらく留学を終えることもできるぐらいの貯金になるかもしれない。


でも、人生には限りがある。私ももう43歳である。留学している2年前は22歳ぐらいの学生と付き合ったりしていて、自分が歳だと考えたことはあまりなかったが、今は白髪を染めるのもやめたし、見た目もかなり老けてしまった。


それなのにここで3年も働けば、46才である。そこから学位を取りに行く気力が残っているだろうか?


6年前に父親が亡くなり、母親ももう70を超えた。


親が亡くなると、自分の老いに気づく。


ポールニューマンも亡くなり、先日緒方拳も逝ってしまった。名優も歳には勝てない。


順番と言えばそれまでだが、10年前はそんな順番なんか考えたことはなかった。


自分はまだ43で、工藤投手も44でもまだ現役でがんばっているし、やる気になれば肉体的にも若い者に対抗するだけのエネルギーは何とか出る年齢である。


でもやっぱり終点が見えてくる年齢でもある。


お金が十分にあればこんなこと考えず好きなことをするのだろうけど、お金がないといろいろ考えてしまうなあ。