日本って、ひとつの新興宗教みたいだ | ヨーロッパの片隅で

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先日の大相撲の優勝決定戦が八百長かどうかということよりも、そのことを通じて垣間見た日本人の性質が怖かった。


なんか新興宗教みたい。


あの取り組みは、一見楽しめるいい取り組みだと思うし、僕も最初、ビックカメラのハイビジョンテレビで生放送を見たときは、最後の吊りと投げられるところで、ちょっと変だなあと思っただけで、非常に力の入ったいい取り組みだったと思った。


でも、ビデオで何度も確認して、朝青龍にまったく勝つ気がないような取り組みだったと感じた。


朝青龍がまったく攻めていないし、最後の投げられるところでは、力を抜いている感じがする。


しかし、あれが八百長かどうかなんて、朝青龍本人にしかわからないかもしれない。何も確信する証拠がないから。


でも、怖かったのは、ネットで僕と同じように感じた人が何人もいるのだけど、その人の意見に対する反論が


八百長だなんて、絶対ありえない。とか


あれはどう見ても八百長ではない。とか言う人が結構いたことだ。


あの取り組みをビデオでよく見れば、八百長の可能性は十分に考えられるはずだ。


そこで、八百長には見えなかった。とか


八百長だとは思わない。とか、いう意見だったら分かるけど、


100%八百長ではない。とか決め付ける人って、新興宗教で洗脳されている人と同じではないか。


日本は60年以上前に戦争は終わって、社会は近代的になったと思ったが、人じたいはそんなに変わっていないのかもしれない。


マスコミとか政府に簡単に洗脳されて、


この戦争はおかしい。とか、今でいう正論をいう一部の人たちを、その他ほとんどの洗脳された人たちが、非国民とかと言って、批判するようなことがまた簡単に起こりそうな感じがある。


日本人は、何が正しくて、何がおかしいかということを自分で考える能力に欠けているのかもしれない。


それよりも、どういう立場になれば、もっとも大勢の中に入れるかと考える人もいるかもしれない。



ゾンビの集団に追いかけられるより、いっそ捕まって、自分もゾンビになったほうが楽だと考える人の方が多いのかもしれない。


怖いなあ。