野良と人のいい関係 | ヨーロッパの片隅で

ヨーロッパの片隅で

シリアスな話題から下ネタまで、ただ思いついたことを書いていきます。

この国には、野良犬、野良猫が多いです。といっても、たむろするほどはいませんが、ちらほら見かけます。


街中にはほとんどいませんが、団地の敷地には、犬はちらほら、猫はいるところにはかたまっています。


僕がこの国で驚いたことにひとつに、人々とそれら野良たちとの関係のいいことです。


人も全く犬を怖がりませんし、犬も全く人を怖がりません。皆、大きな犬が臭いを嗅ぎにきても、怖がらず無視しています。そういう関係が、もう長い間続いているのでしょう。犬も悠々としています。


これは、ヨーロッパの伝統でしょうか?前にいたアフリカでは想像もできない状態です。人々は犬を異様に怖がり、犬も人を怖がっていました。まあ、あっちは狂犬病があるっていうのもありますけど。


こっちの野良たちは、避妊をしているのでしょうか?たまに小さな子猫も見ることもあるので、少なくても全てはしていないと思います。でも、数とか特に増えずに安定しているみたいです。


野良犬、野良猫がいること自体は、あまりよくないとは思いますが、この関係は非常に見習うべきものがあると思います。


タヒチに住む作家が、飼い猫の生んだばかりの子猫を崖から捨てて殺しているというのが、話題になっていますが、僕は、この話を聞いて、「う~ん」と言って、腕組みしてしまう感じです。


気分よくはありませんが、考え込んでしまいます


この話を聞いて、大声で批判するのは簡単ですが、僕にはできません。大声でただ批判する人の気持ちはわかりますが、思慮深いとは言えないと思います。


この作家の人は、避妊手術や動物と人間の関係について、結構考えていると思います。もし、それらのことを真剣に考えたら、この作家の行為に心を痛めることはあっても、大声で批判することはできないと思います。


僕は、子猫を殺すよりも、親に避妊手術を施すほうが、罪悪感が少ないと思うので、それをお勧めします。


動物は人間のために飼われています


牛や豚は、殺されて食べられるために飼われています


犬や猫はペット、友達として飼われています。その役割を果たしてもらうために、避妊手術を受けてもらいます。避妊手術を受けさせることは止むを得ませんが、その時、その動物の気持ちになると心が痛むのも事実です。