先週のお盆休み

(神戸)元町駅近くを歩いていたら 

ベトナム人のカップルが前から登場

 

 カップルの女性の方が 

ご自分のスマホの地図

走水通りの宿泊施設を指差しながら

「ここどこですか?」

と 私に道を聞いてきた。

 

道を聞かれるのは

普段から慣れたもの

なので

 

(内心1)++++++++++++++++++

「ここ元町は 私の庭みたいな所だから 

どこでも おしえて差し上げますよ」と 

++++++++++++++++++++++++

 

スマホの地図を覗き込みながら

すぐそこじゃない!と 近かったので 

その宿泊施設までお連れ致しました。

 

お連れしたのはいいが

宿泊施設:受付の男性から

ブッキングされていない。

生憎(あいにく)お盆で満室です

宿泊出来ませんと断れる始末。

 

(内心2)+++++++++++++

「えーーーーーー!

お盆なのに

この後 この二人泊まれる宿あるの?」

+++++++++++++++++

 

仕方がないので

この二人に

予算的に泊まれそうな

ホテルをスマホで選ばせ

私が

片っ端から 満室覚悟で

ホテルに電話をしまくる羽目に。

 

(内心3)+++++++++++

「満室で断られるのは当たり前

だってお盆だものと思えども

右も左もわからない異国の地で

見捨てるのもなんなので」

+++++++++++++++

 

兎に角(とにかく)

次から次へと電話をしまくった。

 

カップルの女性から

次が駄目なら

もういいですと

言われた最後の電話で

一室空きが見つかり、

胸をなでおろし、

元町駅から 四駅先の

(神戸)新開地駅近くのホテルまで

お連れし別れた。

 

(内心4)++++++++++++++

「もし、宿がなければ

⭕️⭕️ホテルに

泊まるのはどうかと

提案するしかなかったのかなぁ?

でも⭕️⭕️ホテルって

英語でなんて説明してよいのか

わからなかったから

なにぶん有ってよかった!」

+++++++++++++++++++

 

二人を四駅先の

新開地駅近くのホテル迄送り届け

踵(きびす)を返し、

 

約束の みつまた喫茶店で

閉店ギリギリに 紅茶をいただく。

 

一日一善の紅茶は旨い!

 

店に着くのが

遅くなった経緯を述べたら

 

店のオーナー松村氏から

ご苦労様でしたと

いただいたのが

 

高知県はりまや橋に有る

菓舗 浜幸 はりまや本店の乳菓子

「人のよろしさ」

 

いいタイミングの乳菓子に

思わず笑みが溢(こぼ)れた。

 

仁淀川町だけでなく この神戸も

六甲山、六甲山系の水、灘五郷の宮水、異国情緒溢れる港町神戸ッ子

 

「山のよろしさ

水のよろしさ

人のよろしさ」

 

に満ち溢(あふ)れている。

***********

 

種田山頭火(さんとうか)

が昭和14年四国遍路の際

高知県仁淀川(によどがわ)町で

歓待(かんたい)を受け

その際

詠(よ)んだ 句

 

「野宿

わが手 わが足

われにあたたかく

寝る」

 

「山のよろしさ

水のよろしさ

人のよろしさ」