だいぶ遅いなぁ…
もう良いよ、とも思ったんですが、かなり書いていて、途中だったので、せっかくだからと最後まで書いてみました。
自分で見ても長いです、嫌になること請け合い。
では心して、どうぞ。
2011年のベスト10ではなく、極私的なベストアルバム適当数。
まずは、ちょうど一年くらい前にリリースしたアルバム。
ハモニカクリームズ
昨年最もお世話になったバンドかも知れない。
ここでも何度か登場したけど、ブルースとケルトを融合させた世界でも唯一無二の日本人バンド。
通常フランスに拠点を置き、ブルースハーモニカ奏者として活動する美土くんをリーダーに、東京に拠点を置くケルト音楽家たち、紅一点フィドルの大渕さん、東京のアイリッシュバンドに引っ張りだこなギタリスト長尾くんに、アイルランドの伝統打楽器バウロン奏者と同時にアイリッシュ専門レーベル東京アイリッシュカンパニー主宰のトシくん。
ケルト・アイリッシュ系音楽でいわゆる゛groove゛を感じたのはハモクリが初めてだったかも知れない。
音楽的にも新鮮だったし、曲そのものも良かった、伸びしろも感じる、ハモクリのセカンドアルバムに今年更なる期待を持ちます。
こまっちゃクレズマ
忌野清志郎さんのバックバンド ナイスミドルでの活躍は一つの側面でしかない日本が誇るサックス奏者梅津和時さんが率いる強者揃いのクレズマー・セクステット!
久々の新譜。前作はおおたか静流さんとの素晴らしいコラボアルバム。
前作からドラムが新井田耕造さんから夏秋さんに代わったけど、もちろん遜色なく。
一曲梅津さんと清志朗さんの共作があって梅津さんが歌ってるんだけど、いやぁ~、沁みるなぁ。知らない人は、まず聴いてみて欲しいです。ぶったまげます。
ライ・クーダー
僕なんかが語るにはおこがましい。とにかく相変わらず素晴らしい作品を届けてくれる。
この「相変わらず」ってのが曲者って訳でもないけど、相変わらず「良いもの」を届けるって、物作りの人にとって最高に難しいことだと思う。
70年代から簡単に数えても40年以上一線で音楽活動してる訳ですから。
常々に音楽への探求心がなければ成し得ないことですからね。
とにかく置いて行かれないようにタイムリーに良さを共感していきたいものです。
コラ・ジャズ・バンド
今までに3作出して、今作は4作目なのだけれども、過去3作は「トリオ」名義。コラ奏者が代わってしまったんだよね。しかも、代わったコラ奏者が録音して程なく、急死してしまって、現在はまた新たなコラ奏者に代わって、活動はしている。まあ、前からファンだった方にとっては、コラ奏者変更にもショックだし、急死も更にショックだったと思うけど、内容は素晴らしいです。
ゲストにマヌ・ディバンゴやアンディ・ナレルを招いて、サンタナで有名なティト・プエンテの「オエ・コモ・ヴァ」やチック・コリアの「スペイン」なんかもカバーしていて面白い。
ただ、特筆すべきは、彼らの音楽は、なんと言ってもオリジナル曲が良いということ。
ぜひ一度機会があれば聴いて頂きたいです。
カシン
今やブラジルを代表するアーティスト兼コンポーザー。自身の単独名義では初めての作品かな!?
流石に内容は素晴らしい。ブラジリアン・ソウル的なものが好きな方には良いかも知れません。
更に、ジャケットが最高!昔ながら!?の赤青グラスが入っていて、装着してジャケットやブックレットを覗いて見れば、飛び出してくるのです!3Dなのです。
今時ジャケットも含めて、装丁にこんなにお金掛ける人も珍しい。愛情を感じます。
マリーザ・モンチ
言わずと知れたブラジルの才女。
この人出すもの常に高水準なもので、評価も高いですが、個人的には全て好きということではないのです。ただ、いくつかの好きなアルバムはとことん好き。
今作もそれらと同様素晴らしい内容になっているかと思います。
ジャケットの色使いなんかブラジリアンっぽい感じがして、素敵!
アドリアーナ・カルカニョット
ブラジルは本当に素晴らしいアーティストが多い。って、俺が好きなだけか…
子供向け音楽活動ネーム「パルチンピン」ものも最高に好きですが、本人名義でもやはり素晴らしい。
一昨年あたりにサンバ回帰現象は多かった気がしますが、アドリアーナも今作はソフトサンバ。
しかし、やる人がやると違うね。以前にも書いたことはありますが、サンバは好きなほうではありません。しかし、アルバムによっては好きなものもあるという。これもそんな一枚になりました。
マリア・ヒタ
何はなくとも現MPBでは、断トツで好きですね、この人。前作はそれこそサンバでしたが、今作は個人的永遠の名作入りを果たしている「セグンド」の延長線上。
サウンド、ボーカル、言うことなしです。しいて言えば、ジャケットかな。もう少し違うのが良かったかも!?
V.A./ペーニャ
ミネソタ州ミネアポリスのレーベル「シークレット・スタッシュ」が制作した企画『アフロペルー』
アフロペルーといえば、90年代にデヴィッド・バーンのレーベル「ルアカ・バップ」から最高のアフロペルー歌手スサーナ・バカが出て話題になりましたが、今作はそんなアフロペルーの20~60代の新旧併せたミュージシャンを組み合わせて作成されたなんとも素晴らしい企画による素晴らしい内容。
メローでソフトで歌物が好きな方にはお勧めしたい。
ロンサム・ストリングス&中村まり
好きな方々が一緒にやっちゃった!って奴ね。そういう意味でパッと思い浮かぶのは、ケニー・ランキンとローラ・ニーロだったりするんだけど、別々に好きでいたのに、なんだか一緒にやってるよ!って嫌いな訳ない所か、良いに決まってる。
ロンサムのあの絶妙で絶品のストリングスの上に中村まりさんのボーカルが乗るわけですよ。
まあ、説明してもしょーがないな、って感じになりますね。
フォーク、カントリー、ブルースなどアメリカン・ルーツ作品をカバーするというアルバム。
逆にここから本物聴いても良いじゃないか!と素直に思える素敵すぎるアルバム。
ふちがみとふなと
渕上純子と船戸博史によるミニマム編成によるマキシマムな表現者。ふちがみさんは、ボーカルと小道具、ふなとさんは、コントラバスとコーラス。
とにかく出るアルバム出るアルバムと素晴らしくて、今作もかなり良いのですが、ほとんど毎回のように何かしらカバー曲もあったりして、(してないアルバムもあるけど)今作は、あのエディット・ピアフ名曲「愛の賛歌」これがさ、名曲だよな、とは思っていたけど、このバージョン聴いて本当に目頭熱くなった。とにかく、ずんずん、ずんずん歌詞が入ってくるんです。
楽しくなるし、悲しくなるし、切なくもなる。うん、これが表現者なんだなって。
マリカミズキ
再三言っている気もするけど、僕は沖縄より奄美島唄派。沖縄島唄も好きなんですが、奄美なんです。
で、若手の中では、牧岡奈美さんとこのマリカミズキが好きなんです。
吉原まりかさんと中村瑞希さんのユニット。
なんてんだろ、難しいんだけど、僕の好きなものは、個人的には共通点があって、とにかく上手いとか下手とか、有名とか、無名とかでなくて、歌心があるか、ないか!に尽きる。
トラディショナル島唄ではなく、現代の島唄であり、彼女らは中でもフリースタイル!
そして、タイトルのキュラムンとは「美人」という意味。
ky+baladee
パリ在住のサックス奏者仲野麻紀とウード奏者ヤン・ピタールによるユニット『ky(キィ)』が今作の為に結成したユニット「baladee」を率いて作成。
ジャズをベースにアフリカやヨーロッパ各地、ブラジルなど音で旅をする。メンバーも一人として同国籍はいない。
新しい形のクラブジャズ。クラブジャズといってもオシャレという言葉は皆無。
マルセロ・カメロ
僕が現代の音楽界の中ではかなり上位に来るバンド「Los Hermanos(ロス・ヘルマーノス)」残念ながら長期活動休止になっている。が、この度再活動するという噂を聞いて今からワクワクしている訳だが、そんな彼らの中心人物の一人マルセロ・カメロの2nd。
いやぁ、これ最高でしょ。
ロス・ヘルマーノス好きな人は好きだと思います。ブラジリアンロックといっても、ソフトで、繊細。
再結成も去ることながら、マルセロ来日を夢見ています。
マイア・ヴィダル
カリフォルニア生まれのフレンチ・アメリカン。なんだかんだ時間がたってしまって、あっという間に来日までして、それを逃して…切な過ぎる。。
ベイルートとかジョアンナ・ニューサムとか引き合いに出されてるけど、個人的には、クレア&リーズンズかな。
あのキュートでミラクルな声に室内楽的繊細さと煌きなポップスは、なかなかいそうで居ません。
女子も男子もさあ、聴いて下さい。
チカーノ・バットマン
僕の大好きな血が幾つかあります。
そのひとつにこのチカーノがあります。メキシコ系アメリカ人。
アメリカにそのコミュニティはありますが、とにかく彼らのセンスは素晴らしい。
確かに一瞬古めかしい音楽なのかなとも思えますが、声や、そのトーンに合ったメローなサウンドは、キマればハマリっぱなし。
好きすぎて、CDとアナログ買っちゃいました。