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今回は”汚染水は人類史上の最大のリスク”について述べます。
日頃”汚染水”と言う言葉を目にしますが正式に言えば”高濃度放射能汚染水”ではないでしょうか。
先日原子力開発に約30年携わってこられたOB研究者の方とお会いしました。その方とお会いした時、お互い開口一番、この高濃度放射能汚染水の問題が話題になりました。
そのOB研究者は、この高濃度放射能汚染水に対し、今の技術ではこれ以上の対処方法は無いと憂いていました。
その高濃度放射能汚染水は毎日約400tベースで排出され仮設保管施設に収容されています。
原子炉内部を循環冷却した水です。放射能濃度は高過ぎて計測出来ない可能性があります。
毎日400tと言うことは毎日長さ50m、幅4m、深さ2mのプールが満水になるようなボリュームです。これがもう事故以降2年間以上続いているのです。
また今貯蔵されている施設は仮設施設です。繰り返しになりますが仮の保管施設です。
放射能の半減期を考えた時、放射能の半減期まで仮設保管施設が持つのか答えは一目瞭然なのです。
先日汚染水漏えい事故が数件報告されました。私は水を調べ始め約10年が経ちますが、水を半永久に保存出来る大量容器などありません。また水は、どんな物質でも時間を掛けて浸透し溶解する物質です。ご存じの通り固体にも液体にも気体にも目まぐるしく変化します。
こうして見ていくと、今の高濃度放射能汚染水は、日本史上いや世界史上未曽有の最大リスクなのです。
その内、除染技術が進歩し高濃度を低濃度に処理してくれると信じたいのですが、今の除染技術を見ていれば期待出来ません。
私は、不安を煽るために、このブログで汚染水について述べているのではありません。
政府やメディアや行政や東電から、この高濃度放射能汚染水について、今の状態と将来の予測について詳しい発表をしないので、当ブログで述べているのです。
”汚染水”=”高濃度放射能汚染水”=”人類史上未曾有の最大なリスク”と覚悟することだと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。