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今回は”健康ブームと超純水(飲み水)の注意点”について述べたいと思います。
ここで述べる超純水とは、福島原発事故以降、飲料水に含まれる放射性物質対策としてお水に含まれている不純物を99.999%以上を取り除くと言われ大ヒットした逆浸透膜(RO膜)浄水器から出るお水についてです。
私達日本人は、昔から清潔好きと言われる民族です。
清潔好きな私達は、お水に含まれている不純物と聞くと何か不純な物、身体に良くない物ではないかと考えがちですが、その誤解をまず改めなければなりません。
確かにお水に含まれている放射性物質は不要です。しかしもし放射性物質の内部被ばくを防ぐ目的であれば飲み水のみならず、全ての食べ物、飲み物、食器を洗うお水、洗濯水などあらゆるお水に含まれている放射性物質除去対策が必要になります。
<超純水とはどのようなお水?>
超純水とは、ご存じの通りH2O以外の物質を殆ど取り除いたお水です。それではお水に含まれる不純物とは何があるのでしょうか。
先ずH2O以外の様々なミネラルが含まれています。また鉄や鉱物などから溶け込んだ様々なイオンもあります。またお水に溶け込んだ溶存酸素や溶存水素やガスなども含まれています。私達が普段口にする浄水場から来る水道水には次亜塩素酸ナトリウム(殺菌、制菌剤)なども含まれます。
このように見ていくと普段私達が飲むお水(水道水)は、H2O以外の不純物の方が沢山含まれているのです。
普通のお水から不純物を99.999%以上取り除いた超純水とは、果たして安全なお水なのでしょうか。
<超純水にすればするほど危険な化学物質>
以前に書きましたが、超純水は自然界では殆ど存在しません。超純水は純度を上げれば上げるほど化学物質になり危険な物質となります。
<ご参考>
<超純水が開発された理由>
それでは何故超純水が開発されたのでしょうか。
超純水が開発された理由は、大まかに言えば工業製品の製造工程のためだと思います。
例えば、半導体デバイス、液晶ディスプレイ、シリコンウエハ、プリント基板、電子部品等を洗浄する時に生じる酸化防止や腐食防止のためだと思います。
<清潔好きの日本人だからこそ誤解が生じやすい>
以上、述べてきたように不純物を99.999%以上取り除いた超純水だからと言って自然界の生命体に安心・安全なお水だと勘違いをしないことだと思います。
<大ブームが去った後の逆浸透膜メーカーは今>
始めにも述べましたが、福島原発事故以降、逆浸透膜浄水器の突然の大ブームが起こりました。その後大ブームが去りエンドユーザーは高額なフィルター交換に追われているのではないかと思います。
また今の健康ブームの中、逆浸透膜浄水器のお水が安心・安全だと標ぼうされてるメーカーもあります。また不純物を99.999%取り除いた後、必要なミネラルなどを添加しているメーカーなどもあります。このように後から添加した物質こそ人工添加物となり身体へプラスに働くのか、或いはマイナスに働くのか判りません。
私達消費者は、今一度お水の特性を調べ自然の摂理を学ぶ時かも知れません。
最後までお読み頂きありがとうございました。