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昨日の読売新聞ニュース。

『スカイツリー落雪、警備員60人の目視頼り』

<一部転載>

開業前の昨冬には、計7日間にわたってツリー周辺で落雪が観測された。ツリー南側の住宅では、落雪による被害でベランダや倉庫の塩化ビニール製の屋根が破れるなど、数件の被害も報告された。
 同社では、落雪の危険性が高まった時には、周辺住民にファクスなどで注意を呼びかけることにしているが、神経をとがらせるのが、直下に広がる大型商業施設「東京ソラマチ」への落雪だ。昨年5月の開業以降、最大で1日20万人程度が訪れる都心の人気スポット。人混みに雪が落ちてくる恐れもある。


周辺住民の間でも緊張感が高まっている。ツリー近くに住む女性(82)は、「昨冬は、直径20センチくらいの雪の塊が庭に落ちてきた。積雪の数日後でも風で飛ばされてくるので、雪が積もった後は晴れていても安心できない」と語る。

 このため、同社は開業後、新たな落雪対策を強化。固まった雪が吹き飛ばされるのを防ぐため、ツリーの最上部の約140メートル部分にネットを取り付け、高さ約250メートル付近にも新設した。降雪を確認できる監視カメラを昨季の2倍程度の45台に増設した。

 だが、落雪そのものを防ぐ根本的な解決策はないのが実情。同社は、東京ソラマチなどでは、約60人の警備員を配置して目視で落雪の警戒に当たり、危険性が高いと判断した場合は、来場者を屋根がある安全な場所へ誘導するという。

 同社では「気象予報や積雪状況を注視し、事故が起こらないことを最優先に対応する」としている。

<転載終了>




<雪付着防止対策はごく一部分のみ>

ツリーを運営する東武タワースカイツリー社では、落雪を想定して、ツリーの鉄骨に雪が付着しにくい形状を採用。高さ約350メートルの第1展望台「天望デッキ」の側面には凍結防止のヒーターを張り巡らせ、雪が付着しないように工夫をしている。

違う視点から見れば、これ以外の部分では対応していないと言うことです。


これは東京スカイツリー建設着工以前から予測出来た危険性です。私もあるブログで、真冬時の東京スカイツリーからの落雪と言うよりも落氷の危険性について述べてきました


今後もし人身への事故などが起これば過失ではなく故意と言われても仕方ありません。



<最悪の場合は落雪なんてもんじゃない>

地上500mや600mから落ちてくるカタマリの雪は、岩と同じような危険性があります。

また雪国の方は、十分に危険性をご存じかと思いますが、家の軒先にはツララが出来ます。天候によってはそのツララが大きく成長します。

不安だけを煽るつもりはありませんが、天候状態次第では500mや600m部分に、そのようなツララが出来る可能性もあります。それが強風によって飛ばされたらとても危険です。


<監視カメラや警備員60人による目視によるお粗末な対策>

私がもし警備員でしたら地上500mや600mから落ちて来る落雪や落氷を見たら正直逃げるでしょう。また夕方から夜に掛けては目視や監視カメラは役立ちません。

昨年の建設時に落雪で家の屋根をも貫通した落雪パワーなのです。

鋼鉄製の頑強な大きな傘があれば少し位役立つかもしれませんが、そんな頑強な傘の場合、恐らく重すぎて身軽に動けないでしょう。


これから1月~3月初旬にかけて毎年都内にも雪やみぞれの天気が来ます。


このように寒い季節の時期は、東京スカイツリー周辺に居る方は、景色や街並みよりも空にご注意しましょう。


<東京スカイツリーお近くに住まれる方へ>

東京スカイツリーお近くに住まれる方は、この季節、夜も安心して眠れなくなるかもしれません。

早く事業主である東武鉄道に根本的な緊急対策を申し入れすべきだと思います。


東京という人口集中都市です。雪が降る地域です。


これから季節、私達はこのような危険性があることを意識しなければなりません。何事も事故が起きないことを切に望みます。


最後までお読み頂きましてありがとうございます。