術後初めてのCT検査を間近に控え、色々なことを考えました。

 

あたまに浮かぶのは、定期通院で順番待ちをしていた際、診察室から絶望の表情を浮かべ出てくるご主人と涙を堪えるのに必死な奥さんの姿。

「再発が確認されたのかなぁ・・・」

「余命宣告があったのかなぁ・・・」

いつか自分にも訪れるかもしれない光景は、他人事ではなく感じました。

※私が通う、大阪国際がんセンターは、初診の部屋と私たちのような治療後の通院の際のブロックが異なるらしく、周囲は手術や治療後、治療中の方々ばかりのようです

 

とりわけ、ここ1ヶ月は、これまで書いて来た抗がん剤の副作用である味覚・嗅覚変化と下痢が酷くなって来たこともありますが、身体がだるいというか倦怠感のようなものがあり、夕食時に食事が胃を通りにくいような感覚を感じる時もあり、「もしかすると・・・」という思いも頭をよぎることがありました。

 

「もし、再発が確認されたときには」と改めて、自分のこれからの生き方、家族に出来ることを考える機会、どんな時も前を向いて生きる覚悟を自分の中で確認する機会にもなりました。

考えてみれば、がんを告知され、手術や副作用や大変なことはありましたが

 

 いま、この時を大切にする気持ちは飛躍的に高まり、

 家族との絆、職場の仲間の存在のありがたさ、

 仕事・趣味を含めた毎日の日常の幸福度は

 段違いに上がりました。

 

どんな環境においても、この気持ちを忘れない!!そんな思いを新たにしました。

昨年、何かがおかしいと思い、内視鏡センターを訪れた日と同じような緊張感を持って、CT検査を聞くタイミングの定期通院の日を迎えました。

 

毎回のことですが、担当医の先生との面談前に、看護師さんが前回通院後からの体調に関してヒアリングがあります。

 

「あれ、いつもより優しくない?もしや・・・」

 

「いやいや、考えすぎだ」

 

などと考えているうちに、部屋に通される時間が来ました。

ドアを開け、先生の表情を伺いながら、椅子に腰掛けます。

 

「調子はどうですか?」

 

明るく話しかけて頂ける様子に「再発はしてない?」と思いながら、いつものように体調の報告と必要な薬の種類と量の相談を終えたところで、私から

 

「先生、先日のCTの結果は・・・」

 

と問いかけました。

「あぁ」と言いながらパソコンで画面を開き

 

「再発はなかったですよ!」

 

の声と目に入る画面の「再発なし」の文字

 

「良かったぁ・・・、

 まだ時間は与えられている」

 

と表現し難い安堵の感情が湧き起こります。

私以上に再発を懸念していた妻も「パパ、良かったねぇ〜!」と安堵の表情。

 

「これからも、1日1日大切に生きよう」

 

改めて感じた日となりました!!

 

友人や職場の同僚にも報告した際、たくさんの「本当に良かった!!」というメッセージを頂き、自分は本当に幸せものだと感じました。本当にありがとうございました!!

 

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以下の記事は、全ての内視鏡医の先生、逆流性食道炎の経験者の方にお読み頂きたいとの思いで書いたものです。是非、ご一読ください‼️

 

最後まで、お読み頂き、ありがとうございました!!