無理を言った形での2度目の胃カメラ検査では、ヨード染色(通常は茶色く染まりますが、がん細胞はヨードに染まらないため病変として認識しやすくなります)をしながら、3箇所の生検を実施

生検の結果は2週間後にわかるとのことでした。

 

不安な気持ちを抱えつつ、

 

「考えても結果は変わらない」

 

という気持ちと、

 

「とは言え、がんであった時の準備はしっかりしておかなければ・・・」

 

との気持ちも湧き、がんの診断がされた時に診てもらう病院探しを本格的に実施。妻が、かなりの時間をかけて、食道がんの治療実績の豊富で、患者さんからに評価の高い病院をさがしてくれました。

 

私の方は、がんが確定した時の仕事について、なるべく迷惑がかからないよう、いつでも報告・相談できるよう、上司に現状の報告をさせていただきました(実はこの時期人事異動の内示時期と重なっており、随分、上司にも心遣い頂きました)。

 

すると予定よりも1週間早い検査の8日後に病院から電話があり、

「検査の結果が出たので、

通院日の予約を入れてください」

 

 

との連絡がありました。はやる気持ちから

「この電話で、
先に結果を聞くことは出来ませんか?」

 

と打診してみるも、

 「結果に関しては、お医者さんから
直接聞いて頂くことになります」

とのこと。

「ん!これは、良くない結果か?!」

 

との気持ちもよぎりながら、翌日の仕事を調整して予約を入れさせて頂きました。

 

翌日、お医者さんからは、

「よくない結果が出ました・・・

「進行がん」

ということになります」

 

もし、がんだった場合、「ガーン!」という一世一代の親父ギャグを放ち、がん告知をするお医者さんや同席する看護師さんを少しでも和ませようと思っていましたが、口から出てきたのは、

「そうですか・・・」

 

という何とも力ない言葉。一方で、

 

「やっぱりな・・・」

 

という感覚も。

 

先生からは、「精密検査、治療を受ける病院に心当たりはありますか?なければ食道がんの治療実績の多い○○病院に紹介状を書くことも出来ますよ」との言葉。

当時、単身赴任中だったことから、妻が探してくれた家のある大阪府で、全国でも有数の食道がん治療実績のある「大阪国際がんセンター」に紹介状を書いて頂けるようお願いしました。

その後も、病院スタッフの方が、初回の予約日時の調整をして頂き、大変心強く感じました。

 

バタバタと仕事の調整をしながら、単身赴任先から大阪へ戻り、大阪国際がんセンターで診察を受けることになるのですが、次回は、「がんかも」という漠然とした不安を抱いた時期から、がん告知を受けた段階までの心の変化を振り返ってみたいと思います。

 

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最後まで、お読み頂き、ありがとうございました!