いつもお世話になっております。エフアイテックの梶です。

パソコン整備のマニアックな記事が多いので、ちょっと違う話でも……

 

私は起業して13年になりますが、じつは対して自慢できることはやっていません。

社長自ら、客先に入ってそこの会社の『みかけ社員』として働く、いわゆる外注なわけです。

とりあえず月にきまった売り上げは立ちますが、それ以上はありません。昔、事業を始めたころにお世話になった私の恩師は、決して客先常駐の入り込みは受けず、あくまで自社での開発業務に徹底されていましたが、今になってわかったような気がします。

 

コンピューター技術者というとプログラムがバリバリ組める方という認識がどの客先でもあります。以前入っていた会社ではソフト屋さんは75万円/月(予想)でしたが、ソースを組まず、ハードウェア回路の解析や業者との折衝、図面引きや社内のあらゆる応援をやっている(おまけにネットワーク関係は片手間でやらされる)私は約半額で、かつ他社の業務はやらないようにとのことでした。

必要となるネットワークの試験に必要な機材は買ってもらえず、自分で自腹を切って買っておりました。景気の良い時は、社員にかなり還元していたようですが、もちろん外注技術者は蚊帳の外でした。そして売り上げがダウンしたため、契約解除となりました。本当にバカバカしいです。

 

契約終了で、技術者組合に入りましたが、やはり優遇されるのはソフトが組める方ばかりです。私はインフラ構築技術者ということで案件を紹介されましたが、基本下請けの下請けで良くて月40~50万円で客先常駐、仕事は社員と同じ、もしくはそれ以上といった感じです。やらせることは立派ですが、技術力の有無ではなくどの会社に属しているかで評価が決まってきます。

しかしながらネットワークやインフラ周りの整備ができる人は不足しているとのことだそうです。ただし扱いは『ゴミ』レベルです。

 

私が面談を受けた、Fソフト社およびDソー社で組んで、『梶 浩一郎を笑う会』が実施されました。

ネットワーク設計と機器設定ができる人は作業レベルのつまらない人間であると馬鹿にされ、VMwareは構築できるが、AWSをいじってないからと笑われ、いきなりそこの図面を見せられ、改善点を5つ出せ、とか仕事の話をしに行きましたが、この扱いでした。頭にきたので、ここの仕事は断ったのですが、再考してくれと言われました。むろん断りました。

 

月50万円として年間で600万円、サラリーマン以下の待遇でこれが続き、リスクばかり負わされるのであれば、会社を続けるのは意味がありません。これから脱却するため商品を作り出し、これを売り喜んでもらえるといった考え変更するべく活動をしております。

インターネットと過去にお世話になった企業、個人様とのネットワークがこれからのキーポイントではと自分なりに考えております。

 

ちょっと、気分を変えて書いてみました。愚痴っぽくなり申し訳ございません。