『転校生 女子校版』
紀伊國屋ホール

2015年版を観ているのでどうしてもそれと比較してしまった。
2015年版は会場も大きかったし、それにあわせて舞台装置も大がかりだった。
色々なことに驚いて濃厚な印象が残った。
だから今回、紀伊國屋ホールでの公演と知った時は不安と興味が半々だった。

でも観始めたら今回の芝居に没頭し始めた。

舞台上(演技)の部分とそうでない部分を教室で分けてはいたけど演技していない部分も含めて芝居となっていた。
それは開演前から始まっていた。

鈴がその演出の道具となっていた。
開演前にロビーにいたらその演出の一部を実感
できた。
又、開演してからは出演者の持つ鈴が演出となっていることが実感できた。
出演者は皆、鈴を持って登場するけど他の人と違う鈴を持っている人が一人いた。
他の生徒と区別するためだろうけど目立つ使い方をしていなかったので少し分かりにくかった気がした。

鈴の演出や開演前からの出演者の登場、舞台裏の部分を見せたりと曖昧さを強く感じた舞台だった。
あまり経験したことのない作りで印象に残る作品となり面白かった(^_^)