現代能楽集Ⅸ『竹取』
シアタートラム

「水と油」の小野寺修二さんが演出、小林聡美さん、貫地谷しほりさんが出演する、ということで興味を持ち、観に行った。

小野寺修二さん演出、そして能楽ということで説明的なセリフはすくないだろうな、と思った。
そして、どういう表現になるのか楽しみだった。

最初、天井からぶら下がっているのはワイヤーだと思った。
でもそれはゴムでそれにより舞台が広がったというかイメージが広がった。

それと、パーカッション。
インパクトがあって気持ちが高ぶった。
劇中でもそうだったけどオープニングとラストは引き込まれた。
印象に残った。

出演者の動きは水と油を思い出させるようで嬉しかったし次はどんな動きをするのか楽しみだった。

ラスト近くの水を使ったシーンは意外性があったし幻想的で見いってしまった。
まさか水が使われるとは想像も出来なかった。

作品としては抽象的で分かりにくかった。
でもこれは感じるものじゃないかと思う。
だから感想を上手く言葉に出せなくても、良かった、感動したと感じられればそれでいいんじゃないかな。

そう思わせられた舞台でした。