派手さが無く、感情の起伏が少ない穏やかな作品でした。
しかし、
だからこそわずかな感情の動きが大きく伝わってきました。
辞書を編集する、という地道な作業を描いた作品にぴったりの表現方法でした。
感情の起伏が少ない、と言いましたがそのなかでオダギリジョーさんの役割は大きかったと思います。
お調子者のように見えるけどしっかりしているし、周りの事も考えてるし信頼できる人でした。
オダギリジョーさんが出てくると雰囲気が明るくなりました。
わずかな感情の動き、の最たるものは松田龍平さん演じる馬締の宮崎あおいさん演じる林香具矢に対する行動でした。
手紙の話とか下宿先での話とかどれも激しさや派手さはなく、ほのぼのとしているけれども大笑いしてしましました(^^)
馬締はちょっと間が抜けてずれている役だけど松田龍平さんはものの見事に演じていいました。
こういっては失礼ですが意外でした。
加藤剛さん演じる松本朋佑から手紙のシーンにも心打たれました。
色々と心に残るシーンがありましたがその中でも”右”に関する場面は感心してしまいました。
方角で説明するのは知っていました。
だからそれ以外の説明が出た時は驚いたし、「たしかにそうだな」と納得しました。
どのような説明が出るかは観てのお楽しみです(^^)
最初に書きましたが、
この作品は派手さが無く、感情の起伏が少ない穏やかなものでした。
でも、とても楽しく充実した時間を過ごせた作品でした(^o^)