『ワンダーガーデン』 玉造小劇店配給芝居Vol.9
座・高円寺1
この作品は四人の俳優がそれぞれ男女二役を演じるものです。
そして、男優チームの「四獣」と女優チームの「四華」の上演回があります。
そのうち女優チームの「四華」を観てきました。
内容は、四姉妹の20年間にわたる恋と成長の物語です。
男と女を演じ分けるって、どういう芝居なんだろうと思いましたがとても楽しいものでした(^^)
女優ですから女を演じるときは自然です。
そして男を演じるときも無理をしていないように感じられました。
もちろん、衣装をかえたり、動作や言葉使いを男らしくしていますがどうみても女に見えます。
(当然です(^^))
しかし、シーンやセリフの内容、そして雰囲気が男を自然に感じさせられました。
それから、出演者の演技力によるところも大きいと思います。
そして、男役では小椋あずきさん演じる杉山が抜群でした。
男役と女役で一番差があったことがそう感じた理由かもしれませんが。
小椋さんは女役の時もそうですが一番目立つ役だったような気がします(^^)
そうそう、
面白いセリフも色々ありました。
その中で印象的だったのは長女の結婚により義理の妹ができ、三姉妹から四姉妹になることを三女が言うセリフです。
うまくて面白いものでした。
他にもありましたがまだネタバレになるのでやめておきます。
この作品が楽しかった理由としては登場人物の人柄にもよるところが大きいと思います。
悪人がいないんです。
だから、揉め事はありますが、いさかいがないので暗い気持ちになることがありません。
これは素晴らしいことです。
何度も観たいと思ってしまいました。
(実際はこの後の都合がつかず観に行けませんが)
とにかく、
楽しい時間を過ごせました(^o^)
しかし、
男優チームはどういった作品になるのか観てみたいとも思えます。
観られないのはちょっと残念です(^^)