演劇集団キャラメルボックス 2011ハーフタイムシアター 『ヒア・カムズ・ザ・サン』
サンシャイン劇場
出版社で仕事をしている真也は幼い頃から物や場所に残された人間の記憶が見えた。
ある日、真也は同僚のカオルに頼まれ20年ぶりにアメリカから帰国するカオルの父に会いに行く。
そして、彼の持ち物の記憶を見た。
『水平線の歩き方』に続いて観てきました。
『水平線の歩き方』の主人公と違ってよく動きます。
役者が若いからというわけではありません(^^)
ちょっと不器用だけどついつい人の為に動く、そんな憎めない応援したくなる主人公です。
その主人公を阿部丈二さんが演じていますが、ぴったり、という感じです。
今回、岡田達也さんが『水平線の歩き方』に引き続いて出演しています。
西川浩幸さんの代役ですが、長い時間出演するような役です。
大変だったと思いますが、その大変さを感じさせないような演技でした。
西川さんですが、開演前のビデオでその姿を拝見する事が出来ました。
言葉はやや不自由さを感じさせましたが力強さを感じました。
又、舞台の上の西川さんを拝見する事を願いながら西川さんの回復をお祈りします。
ちょっと急ぎ足のような感じのする作品でした。
1時間だから仕方ないのかもしれませんが。
ただ、阿部さん演じる真也が好感の持てる作品でした。
それと、
最初の方の真也(阿部丈二さん)が三浦剛さん演じる岩沼に話す普段使わないような言葉をいうシーンや
三浦さんのあごに関するシーンとか
妄想喫茶とか
渡邊安理さんへの「武蔵丸」発言、
等印象に残るシーンが色々ありました(^^)
それから、
一番印象的なシーンは「土下座」です。
これは、私だけではなく沢山の人が笑ってました(^O^)
思い出すだけで笑えます。
(「土下座」は阿部さんのセリフですが、この前にちょっと言葉がつきます)
笑いどころもあるけど、ちょっとせつない、そして、嬉しくなる作品でした。