劇団HOBO 『ハロルコ』 赤坂RED/THEATER
情け無いおじさん達の恋の話です。
何もかも投げ出して真剣になるのが恐い、というか真剣にならないという事がわかってるから恋が出来る、という感じです。
もっとも、恋というよりも手が届かない物にあこがれるという気持ちです。
とにかく、ちょっとだらしないけど、心優しいおじさん達がある女性にあこがれる、ほのぼのとした話です。
出演者のおじさん達が私とそれほど年が離れていないので、少し共感できました。
ですから、観ていてワクワクしましたし、切なくもなったし、驚きもしました(^^)
それにしても、
高橋由美子さんの歌声が聞けたのは驚いたし、嬉しかったです。
観に行った甲斐がありました(^^)
歌と言えば、プリン体の歌には笑わされました。
まさか、プリン体が歌になるなんて。
前回(『明日の幸福論』)の時も思いましたが、今回も「細かいところまで気を遣うな」と思いました。
セットで窓がありましたが、あるシーンでそこに落ち葉が落ちていました。
一目でわかる量ではなく、一枚ずつ二・三度。
どの席からでも見える場所じゃ無いのにそういうところに落ち葉を落すなんて凝ってるなと思いました。
前回も同じように風が吹いているシーンで誰からも見える場所にない木を揺らしていました。
これは、ネタバレになりますが、もう千秋楽も終わっている時間なので、書きます。
今回、出演者は七人ですが、それ以外に笑福亭鶴瓶さんが声だけとして出演しています。
声が流れたときは「似ているな」と思いましたが、カーテンコールでおかやまはじめさんが鶴瓶さんだという事を話されました。
その瞬間、観客席からどよめきが上がりました(^^)
ま、そのような意外さもあり、とても楽しい作品でした。
次回があれば又観に行こうと思います(^^)