『森崎書店の日々』
恋人に振られ、会社を辞めた傷心の貴子(菊池亜希子さん)は、叔父のサトル(内藤剛志さん)から自分の古書店に住むことを勧められる。
そして、サトルの古書店に住んだ貴子だったが、慣れない古書店の生活や神保町という街に戸惑っていた。
神保町にあるサトルの小さな古書店の中で話が進みます。
だからといって狭い範囲の話ではありません。
サトルが貴子に話す言葉の中に大きな世界を感じさせるような言葉が色々あります。
でも教訓めいた話じゃなくて、優しく語り掛けるような言葉でした。
聞いていて気持ちのいい言葉でした。
又、古書店のお客や神保町の人々との出会いも貴子が今まで知らなかった世界を知るきっかけにもなっています。
それにより、貴子が元気を取り戻す姿は心地いいものでした。
貴子が悩んだり悲しんだりする姿はでてきますが、大げさになる事無く町の風景とあわさってゆっくりとした雰囲気の中で話が進みます。
心休まる雰囲気でした。
元気になる作品、というよりも元気になれそうな作品だと思います(^^)