『孤高のメス』
こういう医者とめぐり合えたら幸せだと思えるような話です。
野心を持つ事無く医療に立ち向かい、助ける可能性があるのならば例えそれが困難な事でも立ち向かう、そのような医者の話です。
その医者を堤新一さんが演じていますがとても素晴らしいものでした。
高い知識や技術を持っている素晴らしい医者の部分を役になりきっていて緊張感がありました。
ただ、それだけではなく手術中の曲について多数決で負けた時の子供のようにふてくされたシーンは人間味があり笑ってしまいました。
この作品の中で「気合もてらいも無い」というセリフが出てきますが、この作品全体にも感じられました。
堤新一さんが演じる医者は素晴らしい医者ですが、それをことさら強調してみたり誇張せずに描いていたと思います。
特別なんだけど現実離れしていない、そう感じる作品でした。
堤新一さんは好きな俳優ですが、今まで以上にとても好きになりました。
とても感動した作品でした(^^)