『ココ・アヴァン・シャネル』
シャネルの若い頃の話です。
自分が何をしたいのか、何をすれば良いのか、どこに行きたいのか、そういう事がわからずに迷っているような不安な気持ちを抱いているような感じがしました。
ですからその中で出会ったボーイに心惹かれていったことが良くわかりました。
8月に公開された『ココ・シャネル』は2つの時代のシャネルを2人の女優が演じており、ややわかりにくい点もありましたが話に広がりが感じられました。
それに対しこの作品はオドレイ・トトゥ一人でシャネルを演じておりシャネルの人生の広がりはややかけますが深みがあったと思います。
でも、ラストシーンは『ココ・シャネル』の方が良かったと思います。
シャネルを一人で演じた分、違和感を感じました。
全体としてはどちらも甲乙つけられませんが。
実在の人物を扱った作品ですが、誇張される事も無く押し付けがましい事も無く良い作品でした。