今日はRainy Dayということで練習の合間にブログを書くことに。パドルの長さのブログの反響が多かったので今回は板の幅について。

最近はレースボードの購入を考えている人が多いと思います。自分に合うブランドもそうですが、自分に合った幅について悩む人も少なくないのかと。

最終的には一人一人の技術や実力によるのが事実です。また、数本の板を持ち、コンディションによって板を選べるのであればそれに超した事はありません。

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実際板は値段も高いし、保管も大変だし一本以上持つのは普通は難しいです。

どのような板がベストかというのは実際自分自身が乗って決めるものですが簡単なガイドを作ってみました。

僕が感じるのは今の日本の市場をみると、細すぎる板を乗っている人が多いです。速い人でももう少し幅があり、ガッツリ漕げる板、ターンを素早く出来る板、荒れたコンディションでバランスに気を使わない板を乗った方が速くなると思います。

「細くても安定感がある板だから大丈夫!」と思い込んでいる人も多い。ボリュームがあるから安心という考えも良く考えると僕は間違っていると思います。ボリュームがあると板が浮く分、位置が高くなり、バランスは悪くなると思います。そして海の動きの抵抗を受けやすくなります。

静水で漕げても海が荒れた時に一本しか持っていなく、その板の上に立てなければ意味が無い。「If you can't stand on it, you shouldn't be riding it」と海外の誰かが言っていたのを覚えています。

これらの意見は僕自身の意見なのであくまでもガイドとして参考にして下さい。



週に何回漕いでいるか。ここが一番重要-最終的に一番重要なのは週に何回自分が漕げるかです。

・漕ぐ回数が週2以下なのであれば、28以上の板じゃないと難しいでしょう。週に2回以下しか漕げてないということは多くの場合、海のコンディションが悪いと漕ぐのを断念していると思います。レースの時に海が荒れても細い板を選んでしまうと経験した事が無いため、バランスを取るのが精一杯に鳴ってしまいます。幅が広めの板を選びましょう。

・週に3-4回漕げるという月の半分は漕ぐことが出来ているということにないります。乗っている回数を意識しているだけでなく、平均で週3-4で乗れているということは海が多少荒れたり、風が吹いていても漕いでいるということです。

・週5以上漕いでいるということであればプロかプロに近い量の練習をしているということになります。様々なコンディションでも練習をし、板に慣れる時間もたっぷりあるということになります。このレベルの人は細い板でも乗り馴れることが可能だと思ういますのでどんな板を乗ってもOKだと思います。


レベル-心者はどんなコンディションでも落ちる心配をしなくてもいい30以上の板でスタートするのがベストだと思います。バランスを取ることに気を取られず、心地よく漕げる板を乗ることによって、いい漕ぎを身につけることができます。



体重-皆さんお気づきかと思いますが体重によって乗っている板のパフォーマンスが変わります。体重が多いと板が沈み、パフォーマンスも相当変わります。僕も今年は去年の75kgから70kgに落とし、幅が狭い24.75の板でも乗りこなせるようになりました。



年齢-パドラーがSUPを始めた年齢によっても乗れる板の幅も変わります。(これも中級者以下のレベルの人の場合)例えば子供の頃からSUPをやっていれば小さい板でも立てるので細い板でも普通に立って漕ぐ事が出来ます。逆に、年齢を取る為に板に慣れるのにも時間がかかるため、細い板でバランスを取りながら漕ぐことが難しく感じます。年齢が上の方は少し安定感がある板で漕いだ方がガッツリ漕げるでしょう。

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最後に、細い=速いわけではないことを忘れないで下さい。細くてスタートは良くても、時間が経つにつれてバランスが取れなくなったら意味がありません。まずは絶対に落ちない幅の板を選び、乗りましょう。それが一番SUPを楽しめる条件だと思います!

*今回書いた内容は沢山の人の漕ぎや国内のSUPレーサーをみて判断した個人の意見です。絶対ということは無いので皆さんショップの方に相談して下さいね。

Kenny