引越の手伝い等で来てくれている妻と予約をしている和食屋さんへ。私たち夫婦が一番長く住んでいた街の和食屋さんで当時は毎年5~6回の頻度で訪れていたお店。多分いまで開業17年目くらいだと思いますが私たちは2年目から通っていたので10年以上に渡りほぼ2か月に一度のペースで訪れていたことになります。その街を離れ約3年振りに訪れたのが2022年2月。そして今回再び約2年振りに訪問する事になりました。

実は........、今回の引越に関係無くビジネスホテルを予約して来ようと思っていたのです。ところが結果的には新しい住まいから普通に電車で来ることになるとはね、いや。土曜日の午後5時半。そう、こちらには土曜日の午後5時半からしか訪れた事が無い。だから今回も勿論そう。「こんばんは。」


前回久し振りに訪れた際は「お帰りなさい。」とこういうシチュエーションでの定番の挨拶をいただいたけど今回は普通に「お久しぶりです。」と言われるのも嬉しい。とにかく、こういう「良質」の割烹はねえ。例えば私の自宅があるところでの和食だと、それこそ「すし宮川」みたいな美味いお寿司屋さんのツマミとか、あるいは外食としての「ハレ」の料理の和食屋さんくらいしか私は知らないのが残念で。こういうお店は本当に好きなんだけど.......なかなか見つけられない。

 

それはともかく、こちらではヱビスの生で乾杯。以降は私も妻もそれぞれの日本酒を頼む。基本、私は「大七」の常温ばっかり五合くらい頼んでいたのだがそれも懐かしい。今回は「大七」は基本メニューに無くなっていた感じだったのでもう全てお任せでお願いしました。基本の料理の流れは変わっていませんね。相変わらず八寸とかお椀とか炭火の焼物とか野菜とか、また日本酒にも素晴らしく合う料理が続く。

前も聞いたけどやはりこのご時世、コロナ禍以降はランチもされていて以前の常連さんが歳を取られて夜だとなかなか来られなくなっていたのがランチで久し振りに来られてお酒と一緒に楽しまれているのだとか。「久し振りに○○さんの土曜日の午後5時半の予約をみて懐かしいと思いましたよ。昔は○○さんの後に20:00から二回転めのお客さんを入れてましたよね。」とかとかの話。そう、あの頃が懐かしいね。今は時間的に昼と夜の早い時間帯の営業中心となられたのですね。以前は結構あった「接待」「社用」等の利用もほとんど無くなったとか。時代は流れますよね。

いや、それにしてもやはりこちらは良質で好きなお店だわー。先日の「アド街」のお話等も聞いてごちそうさまでした。30,910円。16年前の初回訪問時からずっと二人で20,000円~25,000円くらいで前回2年前も22,000円くらいでびっくりしたけど、さすがに昨今の情勢からこれくらいになるでしょう。

勿論絶対にまた来たい。今度はランチでお酒を沢山飲むのも良い?いやいや、やっぱりまた土曜日の午後5時半からですよね。

 

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