●通常盤●
【仕様】CD ￥2,940(tax in)UMCF-1060
【収録曲】 M09 Close to you
今回は震災の影響でこの楽曲だけ急遽ディレクターをやることに。何年ぶりになるのかな？しかも初めての打合せが震災前日。書き終えるまで時間もかかったし、いろいろ苦労もしたけど、その分思い入れの深い1曲になりました。玉木さんもドラマの収録の合間を縫いながらのレコーディングだったので大変だったと思います。本人曰く「一度に一つのことにしか集中できない」。何事にも全力で向きあおうとする彼らしい一言。ぼくは芝居は出来ませんが、並行して一度に何曲も書くことが出来るタイプではないのでその気持ちがよくわかります。
楽曲が洋楽曲なんだけど、原キーが玉木さんの声のキーに合っていなくて、彼の抱く完成形のイメージになかなか近づけなかったのでアレンジ修正の打合せを行いました。キーを変えたりテンポをちょっと変えるとそれだけで楽曲の雰囲気はがらっと変わります。今回は2音下げてギターを差し替えてもらうことで明るすぎた原キーのイメージが少し骨太になり、やっと玉木さんのイメージと楽曲のイメージが重なるようになりました。それでようやく歌詞がFIX。自分でも納得がいかず5回ほど書き直していたので、正直ホッとしました。玉木さんのこだわりは「歌と芝居はまったく別のものとして向きあいたい」。しかしあれだけの俳優さんです。日頃映像から受け取っているイメージをアタマからはずして書くのは、実は結構大変なことなのです。なので彼のライブ映像を見ながら「ライブで歌われている時」を想像しながら書き上げていきました。
マネージャーさんの耳の良さというか、玉木さんの求めるサウンド感への理解度にも正直驚きました。Mixの時の彼女の指摘は実によく的を得ていてわかりやすかったです。
それにしても玉木宏さん、むちゃくちゃいい男です。かっこよくておしゃれで低い声が魅力的、クールでシャイなんだけどこだわりがあって謙虚。そこにいるだけで世界が玉木色に変わってしまします。ちなみにぼくはそっちの気はまるでありません（笑）男も惚れるいい男、ってことです。
夏にライブがあるそうです。どんなライブになるのか、いまから楽しみです。必ず観に行かせてくださいね！